今春、線路の高架化に伴い、阪神電鉄鳴尾駅が生まれ変わった。
新しい駅舎は、プラットホームの外壁が卵の殻のように丸い。
このデザイン、地元の武庫川女子大学大学院建築学専攻の教員や学生が提案。
阪神電鉄や施工者と、産学連携で完成させた。

曲面の外壁は、かつて鳴尾浜沖を行き来した帆掛け船から着想したという。
帆を膨らませた船がゆったりと進むイメージ。
都会に“風”を呼び込む狙いだ。

外壁と屋根の部材が不要なため、その分のコストが抑えられ、
プラットホームに柱がないので広く使える利点もある。
機能性のほか、地域にふさわしいランドマークの役割も持つ新しい駅舎が誕生した。

写真:独特な形状が芸術作品のよう
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写真:柱がなく広々としたプラットホーム
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写真:丸い外壁は、風をはらんだ船の帆から着想した
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写真:模型を使い、関係者に駅舎のデザインを説明する大学院生ら
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以下ソース:神戸新聞 2017/7/31 05:30
https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/201707/0010420137.shtml