唐津市佐志浜町に、巨大な水たまりが出現した。
正体は県が整備した人工海浜。
埋め立て開始から26年たつ荒れ地の一部が、海水浴場に生まれ変わった。
地域は夏本番を前に、憩いの場として期待を寄せる。
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海浜の広さは約9250平方メートル。
埋め立て地の一区画を海浜にするため、
土地を囲む護岸コンクリートの一部を、海水が行き来できるよう隙間を空けて組んだ石垣に変えた。
干潮時には水位が低くなって頭が現れるため、見た人からは「壁際に水たまりができているよう」と声が上がる。

長さは約105メートルあり、波を防いだり砂の流出を防いだりする役割がある。
唐津土木事務所港湾課によると「全国的にも珍しい工法」という。

元は砂浜だった一帯の土地は1991年、県が唐津港周辺の海中の土砂を処理するために埋め立てを始めた。
当時は住民の反対運動もあった。
造成後は、住宅用地としての活用や唐津赤十字病院の移転が持ち上がったが実現に至らず長い間放置されていた。
人工浜は「昔の景色を少しでも残してほしい」との地元の声を受け、県が約2億2千万円かけて整備した。

浜にはトイレと個室シャワー室を整備し、今後は緑地も造る予定だ。
海が壁で隔てられているため、沖に流されるなどの心配が少ない。
県港湾課の担当者は「小さい子どもでも安心して遊べる」と話す。

近くの佐志公民館の吉田道彦館長(59)も
「海に親しむ場所ができてありがたい。地域の集いの場所として役立てたい」と完成を喜んでいる。

写真:地元の声を受け、埋め立て地の一部に作った人工海浜。海と浜が石垣で仕切られており水たまりのように見える
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以下ソース:佐賀新聞 2017年07月13日 07時40分
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/446070