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 今年で3回目となるバイクイベント「BikeJIN祭り@HOKKAIDO白老withバイク王」(BikeJIN編集部主催)が4日、白老町北吉原の日本航空学園白老滑空場で開かれ、全国各地から2輪1500台、4輪400台の総勢2700人が集まり、休日のイベントを楽しんだ。会場では最新型バイクや用品の展示販売、試乗会が行われたほか、白老町自慢の食材を使った料理も販売し、人気を集めた。

 午前10時の開会前から続々と2輪や4輪が来場。本州ナンバーの車両も多数駆け付け、駐輪場には開幕時点で500台超が集まるなど早々ににぎわいを見せた。

 開会式では、中村淳一編集長が「台風の影響が残る中での来場に感謝するとともに、大雨で被災した地域に対して1日も早い復興を願っています」とあいさつ。戸田安彦白老町長はアイヌ語の「こんにちは」を意味するイランカラプテの言葉で来場者を歓迎。「今年で3回目を迎えた。第1回目の時は町民も驚いていたが、今では白老の風物詩の一つとして盛り上がっている」と感謝の言葉を述べた。

 特設ステージではアイヌ民族博物館の職員が民族楽器ムックリ演奏で来場者を歓迎。会場ではバイクショップや用品メーカーなど出店したブースが人気を集め、レース専用車両や市販車両、バイクウエア、無線機、小型カメラなど各種用品も展示販売された。

 白老町の飲食店関係者などが出店した軽食コーナーも人気を集め、白老牛バーガーのテント前は開会前から長蛇の列ができるほど。白老観光協会や日本航空学園の学生21人もボランティアとして参加し、地域を挙げてイベントの盛り上げに一役買った。

 航空学園白老校の学生、楠澪音(みお)さん(19)は物販ブースを担当。「将来は接客業を目指しており、今回の体験から学ぶことが多かった」、脇坂恵理さん(18)は「コミュニケーション能力だけでなくいろいろな経験ができた」と笑顔で話した。

 千歳市から友人と2人で来場した森川広幸さん(62)は今回で2回目の参加。「駐輪場に停めているバイクを見るだけでも楽しい」と感想を語っていた。

バイクが続々と会場入り
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