>>103 続き

◆小室圭さん、全28枚の文書発表 解決金払わなかった真意 3

 小室さんは、解決金を渡すという選択肢も考えていたようだ。しかし、そうしなかった理由が綴られていく。

〈そこで、この考えについて再び複数の弁護士に意見を求めたところ、たとえ解決金として
お金を渡したとしても、そのお金は借金の返済だったと誤解されてしまうだろう、
世間からはやはり借金だったのだと見られてしまうだろうがそれでもかまわないか、といった
アドバイスを受けました。

報道のされ方を見ていると、確かにお金をお渡しすれば借金だったことにされてしまう
可能性は高いように思えました。お金を渡してしまえば借金の返済だったと誤解されてしまう
だろうとか、世間からはやはり借金だったのだと見られてしまうだろうというのは考えすぎだ、
私がきちんと事情を説明すれば世間は信じてくれたはずだ、とおっしゃる方がいらっしゃるかも
しれませんが、当時の報道をみると、全くそうは思えませんでした。

こうして、何の話し合いもせずにお金をお渡しするという選択はしないことに決めました。

 借りたお金であろうがなかろうが一括でお金を渡せば済む話なのになぜそうしないのか、
といった意見が当初からあることについては承知しています。どのみち支援を受けたのは
事実なのだから元婚約者の方がお金を返して欲しいと言うのであれば渡せばよいではないか、
たとえ元婚約者の方のおっしゃることが事実でないとしても支援に感謝しているのならお金を
渡すべきだ、といった意見もあったと思います。

それでもそうしなかったのは、どのような理由があろうと、早期解決と引き換えに借金で
なかったものが借金であったことにされてしまう事態を受け入れることはできないと考えたからです。

借金だったことにされてしまえば、元婚約者の方のおっしゃることが正しかったということになり、
私や母は借金を踏み倒そうとしていた人間だったのだということになります。

これは、将来の私の家族までもが借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続けると
いうことを意味します。それを仕方のないことだとは思いませんでした。
一般的には金銭トラブルと呼ばれていますが、切実に名誉の問題でもありましたし、今でも、
同じように受け止めています。

続く