ついでにありがとう森山氏


>「同じゲームなのにいっしょに遊べないのはダメだと、最初からこの構成で作ることが決められていました」
しかし膨大な数のプレイヤーデータを一ヵ所で管理するというのは、「負荷分散とは真逆を行く方向で、ムチャぶりなオーダー」(森山氏)。これが『ドラゴンクエストX』では必須だということで、森山氏は腹を据えてこの難題に立ち向かっていくことになる。

余談として、森山氏が開発チームに加わった直後に、“データベースをひとつでやってほしい”と言われたときには
「たいへんですよ。本当にやるんですか?」と返事をしつつも、その時点では本作がナンバリングタイトルであることを知らされていなかったため
「どれくらい人が集まるゲームなのかはわからないけど、がんばればなんとかなるかな……」(森山氏)という程度に考えていたそうだ。

後に、正式にナンバリングタイトルである、つまり大勢のプレイヤーが集まることは必至であることを知らされた森山氏は愕然としたそうだが、
「もう引くに引けなくなっていました(笑)」