千葉県の九十九里地域水道企業団は14日、酒に酔い異常がないにもかかわらず踏切の非常ボタンを押し電車を止めさせたとして、同団浄水課主査補の男性職員(42)を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分とした。

 同団によると、男性職員は5月19日午後9時15分ごろ、酒に酔ってJR外房線新茂原駅近くの踏切に設置された非常ボタンを押し、近くを走行していた千葉発勝浦行き普通電車を11分間停車させた。同僚らと飲酒して帰宅する途中だったといい、同僚の1人が110番通報した。

 男性職員はJR東日本の業務を妨害したとして、7月19日に千葉区検に偽計業務妨害罪で略式起訴された。千葉簡裁から同日、罰金20万円の略式命令を出され、即日納付したという。

http://www.sankei.com/life/news/170815/lif1708150016-n1.html