世界遺産からの除外勧告受ける
福岡・沖ノ島以外「価値認めず」
2017/5/6 10:405/6 10:55updated
画像
ユネスコ諮問機関の勧告について記者会見する文化庁の大西啓介記念物課長(右)ら=6日未明、文科省
https://this.kiji.is/233402704847193594?c=39550187727945729


 政府が世界文化遺産に推薦している「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」(福岡県)に対する国連教育科学文化機関
(ユネスコ)諮問機関の勧告を受け、文化庁の大西啓介記念物課長は6日記者会見し、
中核となる沖ノ島以外の構成資産は「世界的な価値を認められない」と厳しい評価を受けたことを明らかにした。

 政府は7月のユネスコ世界遺産委員会までに、沖ノ島に絞っての登録を容認するか、委員会構成国を説得し
全体の登録を目指すかの判断を迫られる。大西課長は「勧告は納得できる内容ではない」
と強調、過去には除外勧告を受けた資産を含め登録を果たした例もあり、協議する方針を示した。