2017.04.17
「偉大なる人」【拡大】
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170417/frn1704171530002-n1.htm?view=pc

 4月15日、故・金日成主席の誕生日「太陽節」を迎える。民族最大の名節とする北朝鮮国内ではさまざまな祝典が開かれる。
求心力を高めようと、金主席の容姿をまねた金正恩党委員長が平壌市民と外国メディアの前に現れた。

 特に先鋭化しているのが正恩氏のヘアスタイル。髪のボリュームがどんどん増えて威圧感を漂わせるが、当初から一貫するのは左右サイドの刈り上げ部分だ。

 1977年に出版された写真集「偉大なる人」をひもとくと、金日成主席も時代によって髪形が変化しているのがわかる。

 刈り上げの時期は、朝鮮戦争が休戦となった1953年から数年間だ。当時は金日成主席に反旗を翻す派閥を粛清していた時期。
正恩氏も腹違いの兄、金正男氏の暗殺だけでなく、側近の粛清が止まらない。人民は早くイメチェンしてもらいたいと思っているのではないだろうか。 (北朝鮮ウオッチャー、金正太郎)