中国の北京市の国家安全局は10日、外国人スパイに対する取り締まりを強化し、スパイとみられる
人物を通報した市民に1万─50万元(1500─7万3000ドル)の報奨金を与えると発表した。
国営メディアの北京日報が報じた。

 同紙は、外国人スパイを防ぐために「緊急に」必要とされる新たな対策は、中国の改革や世界への
開放の不幸な副作用とした上で、「外国の情報機関やその他の敵対勢力は、潜入や分断、破壊活動を
通して我が国を妨害し、機密情報を盗んでいる」と述べた。

 同紙によると、中国の国益を損ねる目的で国営機関の職員に協力したり、背信行為をけしかけたり、
国家機密を入手しようする行為などが、報告すべきスパイ行為だという。

http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKBN17C0P5.html