「父の店が好きだった。何とか残したい」。
今月中旬、札幌市東区の空きテナントで佐藤ゆかこさん(40)が内装作業をしていた。
父の阿部鉄男さん(72)が札幌・ススキノで長年「大漁居酒屋てっちゃん」
を営んでいたが、コロナ禍で客が激減し、昨年4月に閉店。
廃業手続きに入ったが、従業員でもあった佐藤さんは諦めきれなかった。