しかし、新幹線の玄関口となる北5東1街区は、青空駐車場やレンタカー店舗などがある程度。
創成川西側と比べ、にぎわいがあるとは言い難い現状にある。
不動産関係者らからは「せっかく改札口やデッキを作っても、その先に魅力的なものがないと
その効果を発揮できないのでは」という声が聞こえる。

 市もこうした状況を認識。権利者意向などを踏まえた土地利用の方向性や、
課題整理をするための支援業務を2019年度から進めている。

 1日の市議会総務委員会では東改札口の検討状況を報告。北5東1街区についても触れ、
市まちづくり政策局の高橋秀士札幌駅交流拠点推進担当部長は「市としても地権者と情報交換するなど、
開発実現に向けて対話を続けてきた」と説明した。今後、東改札口整備が具体化することからも、
歩行者道線や施設配置などと整合の取れた開発計画となるよう、引き続き地権者に働き掛ける考えだ。