東改札口を設置する北側の北6条東2丁目街区では、札幌総合卸センター跡地
を活用した再開発が進む。

 ホテルを新築する大手カタログ通販のベルーナ(本社・埼玉県上尾市)は、
東改札の設置を「ホテル利用者のアクセス性向上だけでなく、東側の発展など
さまざまな相乗効果が期待できる」と歓迎。同じ街区で分譲マンションを手掛ける
大京(同・東京)も「マンション近くに新幹線の改札口があれば好印象になる」と話す。

 北海道新幹線札幌駅は北5条西1丁目街区側に建設し、ホーム位置は創成川をまたぎ
北5東1街区まで及ぶ。当初、改札口は駅側1カ所としていたが、市は創成川東地区との連絡や
回遊性を生み出すため東口改札の検討を進めてきた。
さらに、北5西1街区に新築する再開発ビルと北5東1街区をつなぐ、創成川上空を利用した空中歩廊も構想。
人の流れを東側に誘導して、まちづくりへの相乗効果を図る。