再生医療などの新たな医療への対応や、精神科救急など専門病棟の充実、
高度化した手術に対応する関連施設の整備などの医療ニーズが高まっている。
そのため、道は南・北病棟と中央診療棟、外来診療棟を対象とした施設の長寿命化と
機能強化に、12年度から3期に分けて取り組んでいる。

III期工事では病棟部門の6床病室の4床化や個室と準個室の増床、
中央診療部門の高度救命救急センターと集中治療部門の機能強化、
外来診療棟部門の診療スペースを拡充し、照明のLED化や発電能力の増強、
仕上げ材による耐久性の向上などの長寿命化改修を行う。

 概算工事費は48億円で、電気や管などの設備工事も含めて発注する予定。
21年2月予定の北海道議会の承認を経て、3月下旬に本契約を結び着工。
工期は24年8月下旬までの42カ月間を見込んでいる。