災害リスクに備えた機能強化では、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震など
巨大地震の発生率が高く、巨大津波による被害が懸念される太平洋沿岸で
ダブルネットワーク形成を図るため、道横断道釧路〜根室間や日高道の整備促進を提示。
吹雪による通行止めが多い釧路〜中標津間の釧路中標津道路、十勝岳噴火に対応する
ための旭川十勝道路の整備の必要性を強調した。

物流ネットワークについては、牛乳や野菜などの農水産品を災害時でも安定して供給するため、
生産地から港湾や空港など物流拠点までの確実な輸送を支える道横断道足寄〜北見間や
道縦貫道名寄〜稚内間の整備推進の必要性を示した。

 委員からはダブルネットワークの推進を求める意見や、
積雪寒冷といった北海道の地域特性を踏まえた対応を求める意見が出た。