いじめ、不登校危惧

 全国的に、夏休みなどの長期休み明けは学校生活に悩む子どもたちの不安が強まり、
不登校や自殺が増える傾向にある。
札幌市内の中学校で3年生を受け持つ50代女性教員は「心のケアの重要性は理解しているが、
感染予防と受験対策をいかに両立させるかで頭がいっぱい」と打ち明ける。

 学校再開後、生徒から「休校中に会員制交流サイト(SNS)で悪口を書き込まれた」と相談を受けた。
「部活の大会や学校行事が中止になったことでもストレスがたまっており、
いじめや不登校につながらないか心配だ」と危惧する。