新さっぽろ再開発参画 札幌学院大

国の人口推計調査によると、1992年ごろに200万人を超えていた18歳人口は、
19年度には118万8000人まで落ち込んだ。
一方、全国の大学・短大進学率は58.1%と過去最高を更新。
学生確保に向けた競争がかつてないほど熾烈(しれつ)になっている。

江別市にキャンパスを置く札幌学院大は札幌市内に校舎を新設して再構築を図る。

ここ数年、入学者が定員数を割り、学生獲得に苦慮していた。
河西邦人学長は「最も危機感を強めたのは16年度だった」と述懐する。
その時の入学者充足率は全体で68%に落ち込み、在校生は2412人とピーク時の半数近くまで減少。
「18歳人口減少を加味しても、それ以上に学生数が減り、確実に大学の競争力が
落ちていると感じた」と話す。