みなとみらい21地区は、商業施設や娯楽施設などの移り変わりが激しく、何年かぶりに再訪すれば、その変貌に驚かされます。

映画館が入っていた娯楽施設「GENTO」もライブハウス「横浜BLITZ」も、商業施設「ジャックモール」も「アルカエフ」も既に閉店しています。

その代わり、大型商業施設「MARK IS みなとみらい」や「Marine & Walk Yokohama」がオープンするなど話題には欠かせません。





みなとみらいの前身〜横浜博覧会開催まで


expo1989
横浜博覧会当時のみなとみらい(1989年)/ Wikipedia


みなとみらい21地区の歴史は浅く、わすか30年近くしか経っていません。

この地域はもともと産業エリアであり、貨物鉄道の駅があったり、造船所が置かれていました。

赤レンガ倉庫も、本来は保税倉庫でした。

現在のみなとみらい21地区からは想像もできない殺風景で「硬派」な場所だったのです。



このエリアの再開発が本格化し、現在に至る大変貌のきっかけとなったのは、平成元年(1989年)に開催された「横浜博覧会」です。

横浜市制100周年・開港130周年を記念した横浜博覧会は、みなとみらい21地区をメイン開場として、期間中延べ1300万人を動員する大盛況を誇りました。

このイベントに合わせて開館した「横浜美術館」、イベントの目玉だった観覧車「コスモクロック」は、今でも観光客で賑わう人気スポットとなっています。

その後、この跡地にはランドマークタワーなどの施設が次々に建設され、現在のみなとみらい21地区の礎となったのです。