また、試験開始から14日後に死亡した患者の割合は、レムデシビルを投与した
患者のグループのほうが低くなりましたが、投与されなかったグループと
大きな違いはなかったということです。

こうした結果から研究グループは「レムデシビルの有効性が示された」としたうえで、
人工呼吸器が必要になる前に投与を開始することや、致死率を下げるために
レムデシビルの投与と並行して行うべき、ほかの治療法の開発が必要だとしています。

レムデシビルはすでにアメリカで緊急使用の許可が出ているほか、
日本ではアメリカでの許可に基づいて、治療薬として承認されています。