【北海道】危機管理計画2〜コロナウイルス感染症〜
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中国・武漢に発祥したとされるコロナウイルスによる新型肺炎が
世界的に流行の兆しを見せている。
世界的には、日本を含めて、タイ、香港、マカオ、米国、オーストラリア、シンガポールなど
15カ国で感染例が報告されていて、札幌市内でも報告されている。
これら中国以外での感染報告例のほとんどは中国(多くが武漢市)からの旅行者であり、
輸入国における二次感染例の報告はほとんどない。
ただし、それぞれの国で新型コロナウイルス感染症に対する検査がどのように実施されているのか、
どのくらいの頻度で行われているのかが不明であり、正確な広がりを推定することが難しい状況にある。
これから検査される人数の増加と相まって新型コロナウイルス感染症患者は増加することが予想される。
このとき、感染源不明の二次感染例がどのくらいの頻度で検出されてくるのかは重要な情報となる。
二次感染例の推移を参考に、新型コロナウイルスの感染性および今後の広がりを評価していくことが重要となる。
また、道内においては、今のところ、検査態勢が整っていない。
仮に感染が確認された場合には、患者はあらかじめ決められた医療機関で治療を受けることになる。
感染症のうち、エボラ出血熱など危険性が特に高い「1類感染症」と呼ばれる感染症の患者を
受け入れられるのは、道内では市立札幌病院だけ。
また、中東呼吸器症候群「MERS」など「2類感染症」では、道内各地にあるあわせて
24の医療機関が対応できることになっている。
無症状であるにもかかわらず陽性反応が出た方がいらっしゃるということを踏まえれば、
これまで実施してきた水際対策などのフェーズを、もう一段引き上げていく必要がある。
<北海道の最新情報>
◆NHK北海道 ttps://www.nhk.or.jp/sapporo/bousai/index.html
◆北海道新聞 ttps://www.hokkaido-np.co.jp/news/n_hokkaido/
◆新型コロナウイルス肺炎関連リンク集
新型コロナウイルスについて知っておきたい20のこと(随時更新)https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/012900076/
【厚生労働省】
中華人民共和国湖北省武漢市における原因不明肺炎の発生について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
【FORTH】
中国における新型コロナウイルスによる肺炎の発生についての国際渡航と貿易に関するWHOの助言
https://www.forth.go.jp/topics/20200117.html
【武漢市当局】
武漢市衛生健康委員会ホームページ (中国語) http://wjw.wuhan.gov.cn/front/web/list2nd/no/710
【WHO】
Coronavirus https://www.who.int/health-topics/coronavirus
Disease Outbreak News (DONs) https://www.who.int/csr/don/en/
【USCDC】
2019 Novel Coronavirus, Wuhan, China https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-nCoV/index.html
【ECDC】
Novel coronavirus in China https://www.ecdc.europa.eu/en/novel-coronavirus-china 訪日外国人、ホテルで情報なし 新型肺炎、半数以上「自分で」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/392230?rct=n_pneumonia
肺炎を引き起こす新型コロナウイルスを巡り、東京の民間調査会社
「サーベイリサーチセンター」が、日本を訪れた外国人旅行者256人に
アンケートした結果、55・5%が滞在先のホテルでは「情報提供はなく、自分で探した」
と回答したことが12日、分かった。多くが情報源として母国のメディアを頼っていた。 同社は国内での感染者確認後の1月29、30日に東京タワーで
外国人旅行者に面接の聞き取り調査(複数回答可の設問含む)を実施。
ホテルでの「情報の提供があり、理解できた」と答えた人は30・5%だった。 室蘭宮古フェリー運休し横浜へ
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200212/7000017858.html
室蘭市と岩手県宮古市を結ぶ定期フェリーは12日から今月末まで運休し、
横浜港で新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船への対応に
あたっている自衛隊員の宿泊に利用してもらうことになりました。
12日から今月末まで運休するのは、室蘭市と宮古市を1日1往復している定期フェリーです。 フェリーを運航する川崎近海汽船によりますと、防衛省からの要請を受けて、
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」
が停泊する横浜港で乗客などの生活支援にあたっている自衛隊員の宿泊にフェリーを
利用してもらうということです。
室蘭港のフェリーターミナルにあるカウンターには、フェリーが運休になることを
知らせる案内が出されていました。
川崎近海汽船フェリー部の岡田悦明部長は「緊急性の高い要請だったので協力する
ことを決めた。利用者のみなさんにご迷惑をかけることになるが理解してもらえれば
ありがたい」と話しています。 クルーズ船内「まるで野戦病院」 乗客が国の対応批判 専門家「全員検査を」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/392008/
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で起きた新型コロナウイルスの
集団感染の拡大が止まらず、乗客らから政府対応に批判の声が上がっている。
乗客には高齢者が多く、健康状態も悪化しており、危機感を強めた有志約30人は
団体を結成し、厚生労働省に船内環境などの改善を求める書面を提出した。
厚労省が3日に船の検疫を始めてから1週間が経過したが、収束はいまだ見通せない。 「自分がいつ感染するか分からず、不安で泣きだす人や食事が手につかない人もいる。
まるで野戦病院だ」。乗客有志「ダイヤモンドプリンセス船内隔離生活者支援緊急ネットワーク」
の代表を務める札幌市中央区の元大学教授、千田忠さんは10日、
北海道新聞の電話取材に窮状を訴えた。 クルーズ船、検疫官ら40人新たに感染 浙江省も入国拒否
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/392468?rct=n_medical
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で起きた新型コロナウイルスによる肺炎
(COVID19)の集団感染で、厚生労働省は12日、乗客乗員39人の感染を
確認したと発表した。検疫官1人の感染も判明した。
クルーズ船の感染者は合計で174人となり、東京や神奈川など1都8県の医療機関に入院。
うち4人は重症となっている。感染者は増え続け、厚労省は受け入れ先の医療機関確保に苦慮している。
国内拡大を阻止するため、政府はこれまでの中国・湖北省に加え、浙江省に
滞在していた外国人の入国を13日から拒否する。 肺炎名は「COVID―19」 WHO ワクチン開発まで1年半
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/392223?rct=n_medical
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11日、新型コロナウイルスに
よる肺炎を「COVID―19」と名付けたと発表した。
「コロナウイルス病」の英語表記を略した「COVID(コビッド)」と、
感染が報告された2019年を組み合わせて命名された。 テドロス氏は、国連食糧農業機関(FAO)などとの合意に基づき、
風評被害などを避けるため地名、動物名、人名、組織名などを盛り込むこと
はしなかったと説明。
一部メディアはこれまで、被害が最も深刻な中国湖北省武漢市の名を冠して
「武漢ウイルス」などと報じていた。 クルーズ船乗客、厚労省に環境改善要求 札幌の男性ら30人
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/391754/
新型コロナウイルスの集団感染が起きているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」
で、船内に留め置かれている札幌在住の男性ら乗客有志約30人が団体を結成し、
厚生労働省に生活環境の改善を要望した。
「乗客の健康悪化が進んでいる」として、医師の派遣や医薬品の提供など十分な
医療的支援などを同省に求めている。 団体名は「ダイヤモンドプリンセス船内隔離生活者支援緊急ネットワーク」で、
札幌市中央区の千田忠さんが代表を務める。
要望は9日に厚労省職員に手渡し、10日に報道各社宛てに書面を送った。 経済損失、SARS以上か 新型肺炎で成長率下げ相次ぐ
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/392382?rct=n_pneumonia
【ニューヨーク共同】肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大で、
欧米のシンクタンクや大手金融機関が2020年の世界経済の実質成長率予測を
相次いで引き下げた。悪影響は02〜03年に中国から流行した重症急性呼吸器症候群
(SARS)を上回るとの見方が広がっている。 英調査会社オックスフォード・エコノミクスは中国の生産活動停止などを
理由に0・2ポイント引き下げ2・3%に修正した。
米金融大手ゴールドマン・サックスは押し下げ幅を0・1〜0・2ポイントと分析。
JPモルガン・チェースは20年1〜3月期に0・3ポイントポイントとした。 新型肺炎、検査・治療薬開発に日米格差 人材など不足
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55481150Q0A210C2EA1000/
米国で新型コロナウイルス感染の診断キットやワクチン、治療薬の開発が急ピッチで進む。
米疾病対策センター(CDC)は独自開発の検査試薬を直轄研究所以外にも広く配布し始めた。
米国内の感染者は少ないが、流行に備えた研究開発では日本の先を行く。
違いはどこから来るのか。 新型肺炎、中国向け国際路線67%減 観光・高額品打撃
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55517990S0A210C2MM8000/
新型肺炎の拡大で中国と世界を結ぶ航空網が細っている。
直近の中国向けの国際線を集計したところ、路線数は世界保健機関(WHO)が
1月30日に緊急事態宣言を発表する前より67%減った。
減少率は中国滞在者の入国を拒否する米国で8割弱、日本や韓国でも5割に達した。
減便の影響だけで累計240万人の往来が途絶えた計算になる。
観光産業の落ち込みなどで、世界経済の減速を招きかねない。 新型肺炎で日本経済はマイナス成長の恐れ
新型肺炎が拡大・長期化すると実質GDP成長率を1%pt以上押し下げ
https://www.dir.co.jp/report/research/economics/japan/20200206_021312.html
◆SARSが流行した2003年と現在の経済構造を比較すると、世界経済に対する
中国の存在感は急速に高まっている。
最近の先行研究によれば、中国の経済成長率が年1%pt低下すると、
世界経済成長率は0.4%pt程度、日本の経済成長率は0.3%pt程度低下すると推計されている。
◆中国政府による団体旅行禁止令などによって訪日中国人が100万人減少すると、
波及効果を含めて、日本のGDPは2,500億円程度押し下げられる。
ホテルや旅館、飲食店、百貨店、小売店などの業種では収益が悪化しやすく、
中国人の宿泊者割合の高い静岡、奈良、愛知、山梨、千葉、三重、岐阜では特に影響が大きいとみられる。 ◆新型肺炎が3ヶ月程度で終息する「リスクシナリオ@」と、
新型肺炎の拡大が深刻化し、流行が1年程度続く「リスクシナリオA」
という2つのケースを設けた。
リスクシナリオAでは、中国の経済成長率が年1.4%pt低下し、訪日中国人数が年400万人減少し、
円高が進行すると想定している。
この場合、日本の実質GDP成長率は0.9%pt程度押し下げられ、
2020年の日本経済はマイナス成長に転じる可能性がある。 ◆上記の試算結果には、新型肺炎が日本など中国以外の国・地域で蔓延した
場合の経済への影響や、サプライチェーンの寸断といった供給制約による
景気悪化などが織り込まれていない。
また新型肺炎が拡大・長期化すれば、東京オリンピック・パラリンピックの
関連消費への悪影響は避けられない。
そのためリスクシナリオAが発現した場合の実際の日本経済への影響度は、
上記の0.9%pt程度を上回り、少なくとも1%pt以上とみるべきだろう。 新型コロナウイルス、インフルやエボラと比べた危険度は?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200212-00010001-nknatiogeo-sctch
単純ではない感染症のリスクの比較
中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスは、
世界中で4万人以上の感染者を出している。
しかし、この新しいウイルスは、他の感染症ウイルスよりも危険なのだろうか?
おそらく多くの人が気にしていることだろう。 感染症が流行するたびに、こうした話題が持ち上がるのも無理はない。
衛生当局も一般市民も、公衆への総合的なリスクに基づいて自らの優先順位を決定する。
例えば、世界保健機関(WHO)は2月5日、流行発生からわずか1カ月余りの
新型コロナウイルス対策に、6億7500万ドル(約740億円)を支出する計画
を立ち上げたと発表し、加盟国に資金援助を要請した。
それに対して、2018年8月からアフリカ中央部で猛威を振るっている
エボラ熱の対策費用に関しては、WHOが加盟国から集めた金額は、この3分の1ほどだ。 症状の重さや社会的・経済的な影響も勘案
こうした感染症の危険度を互いに比較するには、複雑な計算が必要だ。
感染のしやすさ、致死率、症状の重さ、地域の封鎖に伴う社会的・経済的な影響の大きさなどを
勘案することになるからだ。
単純に致死率を比較するだけでは、どれが最悪の感染症かを判断しがたい場合もある。
例えばインフルエンザは、従来型のものであれH1N1のような新型のものであれ、
感染者は何百万人にも上りうるが、死亡に至る割合は比較的低く、そのうち0.1%ほどだ。
対して、SARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)、
そして今回の新型コロナウイルス感染症「COVID―19」は、致死率の点でははるかに深刻だ。 ただし、SARSは致死率が10%ほどに上ったが、感染が確認されたのはわずか8000例ほどだった。
現時点で、新型コロナウイルスの感染者数はSARSを大きく上回っている。
そのうち死亡に至るのは2%ほどだ。致死率でいえばインフルエンザの20倍ほどということになる。
新型ウイルスの脅威は早期に終息するだろうと予測する科学者もいる一方、
中東で2012年から流行が続いているMERSではそうなっていない。
「過去2日間、中国国内で新たな感染者数が減っているのは朗報ですが、
この数字を深読みすべきではありません」。
WHOのテドロス事務局長は7日の記者会見でそう述べた。
「新規感染者数は再び増加する可能性があります」 もし新型コロナウイルスの感染が何百万人という単位に拡大すると、
非常に危険な事態になる恐れがある。
インフルエンザと違い、新型コロナウイルスのワクチンや特効薬はまだない。
ただし、抗HIV薬「ロピナビル」と「リトナビル」を混合投与する治療法の臨床試験が、
うまくいけば1カ月以内に完了するだろうと、WHOの健康危機管理プログラムで
技術リーダーを務めるマリア・ファン・ケルクホーフェ氏は記者会見で付け加えた。
氏はMERSの流行対策にも取り組んだ感染症疫学者だ。 SARSによる中国の経済損失は400億ドル
今はまだ、新型コロナウイルスの感染がどこまで広がるかは予断を許さない。
だからこそ、検疫や感染者の移動制限に重点が置かれている。
過酷で古臭いと思われるかもしれないが、今でも検疫は、感染拡大を抑え込むの
に最も有効な方法の1つだ。WHOはSARSの終息を検疫と隔離の成果だとしている。
コロナウイルスはインフルエンザと同じく、感染者の近くにいることで伝染するため、
他者と物理的に距離を置くことは、それなりに理にかなっている。 その効果は、検疫や隔離の状況で異なる。
研究によると、病院での患者の隔離は費用対効果が高いが、自宅での隔離や、
対人距離の確保、そして移動制限は、低・中所得国においてさえ経済へのダメージが大きい。
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙によれば、中国は2009年のH1N1型インフルエンザ
の流行で550億ドル、SARSの流行で400億ドルの経済損失を被ったという。
また、これらの厳格な対策によって、例えば感染者が病院に行くことを妨げられるなどすれば、
流行の実態や社会的・経済的なコストを把握しにくくなるという難点もある。 新型コロナウイルス対策には、人から人への感染防止と、感染者の早期の特定と隔離を
優先すべきだとファン・ケルクホーフェ氏は強調する。
また現在、治療は症状の重さに応じて行われているが、最悪のケースでは病院での
酸素吸入、人工呼吸器の使用、蘇生処置などが必要だという。
「世界中の臨床専門家たちが、新型コロナウイルス感染症の治療方法を向上させるのに
必要な研究について話し合うことになっています」と、11〜12日に開かれる
会合について氏は述べる。
「病院で最適な治療が行われるよう、WHOは加盟国や関係者の皆さんと協力していくことが大切です」 どんな症状が出るの?
Q:新型コロナウイルスに感染するとどんな症状が出るのでしょうか。
A:WHO=世界保健機関などによりますと、今回の新型コロナウイルスに
感染して発症した際の主な症状として、発熱、せき、息苦しさなどの呼吸器症状、
それに筋肉痛やけん怠感などが報告されています。
重症化した場合、肺炎や呼吸困難を引き起こしたり、腎臓の機能が低下したりすることがあるということです。
WHOは記者会見で、感染した人のうち82%の人は症状が比較的軽く、
15%が重症、3%が重篤で命に関わる症状だと説明しています。 また、これまでに日本国内で感染が確認された患者の治療に当たってきた、
国立国際医療センターの忽那賢志医師によりますと、患者に共通していた症状は、
鼻水やのどの痛み、それにせきが出て、37度以上の発熱や全身のけん怠感が
1週間程度続くことだとしています。
中には1週間後に熱が高くなることもあり、インフルエンザやほかのウイルス性の
感染症より症状が続く傾向があるとしています。 感染力はどれくらい?
Q:新型コロナウイルス、感染力はどれくらいでしょうか。
A:感染力は「1人の患者から感染が何人に広がるのか」ではかります。
新型コロナウイルスは現在のところ、せきやくしゃみなどに含まれる飛まつに
よって広がると考えられていて、感染した人、1人から広がるのはWHOでは
1.4人から2.5人、中国の疾病予防センターが出した初期の患者の報告では2.2人としています。 感染力が極めて強い、はしかは12人から18人、2003年に中国やアジア各地を
中心に広がったSARSは、感染が拡大している時に3人程度、
インフルエンザは2人から3人とされています。
今後、変わる可能性はありますが、今のところインフルエンザと同じくらいの感染力です。
感染力は予防対策を取ることで下げることもできます。 重症の人の割合は?
Q:新型コロナウイルスに感染すると、どれくらいの人が重症になるのでしょうか。
A:WHOは今のところ、感染した人のうち82%の人は軽症で、15%が重症、
3%が重篤で命に関わる症状だと説明しています。
新型コロナウイルスに感染しても全員が肺炎になるわけではなく、
多くの人の症状は軽いとされています。
重症化した人の多くは高齢者や持病のある人だったという報告があるため
一般の感染症と同様に免疫が弱くなっている人などは注意が必要です。 特に注意が必要な人は?
Q:新型コロナウイルスに感染した場合、特に注意が必要な人はどんな人でしょうか。
A:WHOによりますと、今回の新型コロナウイルスで死亡したのは、
高血圧や糖尿病、心臓病など免疫を低下させるような持病があった人が多かったということです。
現在は国内で新型コロナウイルスが流行している状況ではありませんが、
新型コロナウイルスにかぎらず、インフルエンザなど一般的な感染症でも免疫が
弱くなっている人は注意が必要です。
具体的には、高血圧や糖尿病、心臓病といった持病がある人や、リウマチなどで
免疫抑制剤を使っている人、高齢の人などです。
持病の程度がどのくらいだと重症化しやすいかについては、はっきりと分かっていません。 また、新型コロナウイルスでは、これまで特にリスクが高いという情報はありませんが、
一般的に妊娠中の女性はウイルスに感染しやすく、万が一肺炎になった場合に重症化
しやすいということです。
さらに乳幼児についても新型コロナウイルスでどういった症状が出るのかデータは
ありませんが、いずれにしても自分で手洗いを徹底したり、人混みを避けたりなど
の予防対策を取るのが難しいため、注意が必要だということです。 潜伏期間でも感染するの?
Q:新型コロナウイルスは、症状が出ていない潜伏期間でも感染するのでしょうか。
A:潜伏期間については、これまでにさまざまな報告がありますが、
平均5日前後、最長で2週間とされています。
例えば、インフルエンザの場合、2日から4日程度とされているので、新型コロナウイルスは
感染の疑いがある人と接触した場合、注意が必要な期間が長くなるということです。
また、新型コロナウイルスについては、症状が出ていないのに感染が確認された
ケースも報告されています。明らかな症状が出ていないのに感染を広げることは、
インフルエンザでも知られていることで、周りで誰もせきをしていないのに
インフルエンザになったというケースもあります。 同様のことが新型コロナウイルスでも起こるとみられています。
2月4日、北海道大学の研究グループは、中国などで追跡調査できている52人のデータを解析し、
患者の2人に1人が潜伏期間中の患者から感染した可能性があることを指摘しました。
これは、新しい患者が出てくるスピードが、発症した人だけから感染したと仮定した場合より
早かったことから導き出された推定です。
潜伏期間とは言っても発症直前だった可能性やすでに弱い症状が出ていた可能性もあり、
今後、新たなデータが出てきた場合、さらに分析が期待されます。 特にこの時期は、新型コロナウイルスとは関係なく、通常のかぜやインフルエンザ、
それに花粉症などでせきやくしゃみが出る人は少なくありません。
少なくとも患者との接触があったなどで感染の可能性がある場合や、
少しでもせきやくしゃみが出るという人は、知らず知らずのうちに広げてしまうのを防ぐため、
マスクをするなどの注意が必要です。 致死率はどれくらい?
Q:新型コロナウイルスに感染した場合の致死率はどれくらいでしょうか。
A:致死率は現段階では感染拡大の中心になってきた武漢ではおよそ4%、
中国本土では2%余りです。中国本土以外で死亡したのはフィリピンと香港
の合わせて2人で、致死率は0.4%程度です。
武漢で致死率が高い理由として指摘されている理由の1つは、武漢では幅広い年齢層の人が感染し、
多くの患者が出たため、医療機関が十分な医療を提供できない状況になったことが影響しているとみられます。
同じコロナウイルスの感染症で、2003年に中国やアジア各地を中心に広がったSARSは、
致死率がおよそ9.6%でした。 致死率はSARSに比べると高くはないといえます。
しかし、仮に致死率が低くても、分母にあたる感染者の数が多くなれば、
当然、重症化する人、亡くなる人の人数は増えますので、警戒は必要です。
また、今回の新型コロナウイルスの致死率が、最終的にはどれほどの値になるかは、
まだ分からないという指摘もあります。
致死率は感染が確認された人のうちで亡くなった人の割合ですが、把握されていない
感染者が数多くいるのではないかという見方もあるからです。
いずれにしても、感染をできるだけ広げない対策が引き続き必要です。 感染しやすい年齢層は?
Q:感染しやすい年齢層はあるのでしょうか。
A:WHOによりますと、感染している人はこれまでのところ主に成人だということですが、
小さな子どもから高齢者まで幅広い世代で報告されているということです。
WHOは、重症になりやすい人として、持病のある人に加えて、高齢者を挙げています。 治療薬はあるの?
Q:新型コロナウイルスに対する治療薬はあるのでしょうか。
A:今のところ、インフルエンザのタミフルやゾフルーザのような、ウイルスに対して直接、
効果がある治療薬はなく、酸素吸入や脱水の際の点滴など「対症療法」で対応しています。
国立感染症研究所によりますと、こうした治療を行っている間に患者自身が免疫を獲得して、
ウイルスが排出されるのを待つということで、実際に多くの人が回復しています。
特効薬はまだ開発されていませんが、すでに実用化されている別の病気の薬が使える
可能性があるとして、実際に日本を含む各国で患者への投与が行われています。 アメリカのCDC=疾病対策センターなどの研究グループは、新型コロナウイルスに
よる肺炎になった男性に、エボラ出血熱の治療薬として開発が進められてきた
抗ウイルス薬を投与したところ、翌日以降、酸素吸入の必要がなくなり、
発熱も治まるなど、症状が改善したとしています。
また、タイの保健省は中国人の患者に対し、インフルエンザの治療薬とエイズの発症を
抑える薬を組み合わせて投与したところ、コロナウイルスが検出されなくなり、
症状に改善が見られたと記者会見で発表しました。 日本国内でも国立国際医療研究センターで、肺炎になった患者1人にエイズの発症を
抑える薬を投与したということです。患者はその後、熱が37度台まで下がり、
けん怠感は改善傾向になったほか、呼吸も改善したということです。
ただ、これらの薬に効果があったのかはまだはっきりしておらず、
いずれのケースでも安全性や有効性を判断するにはさらなる臨床試験が必要だとしています。 ワクチンはあるの?
Q:新型コロナウイルスへの感染を防ぐワクチンはあるのでしょうか。
A:ワクチンは事前に接種しておくことで感染を防いだり、発症しにくくしたりするものですが、
新型コロナウイルスに対するワクチンは今のところありません。
通常、ワクチンの開発では、ウイルスそのものを処理して毒性を無くしたり弱めたりしたうえで、
免疫を十分に活性化する効果があるかどうかを動物実験などを行って調べます。
動物で効果があると確認できれば、人に投与する臨床試験を行って、さらに効果や安全性を確かめます。 国立感染症研究所は通常の場合、ワクチンが開発されるまでには
「年単位の時間がかかる」としています。
実際に同じコロナウイルスの一種による感染症で、2003年に中国やアジア各地を中心に感染
が拡大したSARSや、中東を中心に感染が続く、重い肺炎を引き起こすMERSでは
ワクチンは完成していません。
こうした中、アメリカ国立アレルギー・感染症研究所は、新型コロナウイルスのワクチンの開発
を進めていることを明らかにし、研究所のアンソニー・ファウチ所長は先月28日の記者会見で、
「3か月以内にワクチンの効果や安全性を確かめるための臨床試験を始める」と述べました。 この中で、アメリカの製薬ベンチャー企業イノビオ社は、新型コロナウイルスの
遺伝子の情報を使って、免疫を活性化させるたんぱく質を設計して、
ワクチンとして投与するという新たな方法で、臨床試験を始めるまでの期間を大幅に
短縮できるとしており、ことしの初夏には臨床試験を始められるとしています。
さらに、WHOはMERSの対策として開発を進めているワクチンが、
新型コロナウイルスにも効果がないか探っていくとしていますが、
実際に使えるようになるには、一定の時間がかかると見られています。 私たちができる対策は?
Q:私たちができる対策はあるのでしょうか。
A:コロナウイルスはインフルエンザやかぜと同様に、せきやくしゃみなどの
飛まつを通じて感染するとされています。
このため、基本的な対策はインフルエンザなどと同じで、手を洗うことと、せきエチケットです。
手洗いについては、せっけんを手首までしっかりとつけ、流水で少なくとも20秒間は
洗うことが効果的だとされています。指の間や爪の隙間までしっかりと洗います。
頻繁に手洗いをしてください。 すぐに手が洗えない場合は、アルコール消毒薬で手をふくのも有効です。
この場合は、たっぷりとアルコール消毒薬を手につけ、ふき残しがないように注意してください。
また、ウイルスは目や口、それに鼻などから入ってきます。
手をきれいにするまでは顔を触らないようにしてください。 次にせきエチケットの徹底です。せきエチケットは、せきやくしゃみをする時には
口を覆うことです。この時、手のひらで口を覆うのではなく、
ティッシュやひじを使って抑えることが重要です。
もし、手のひらを使ってしまうと、手にウイルスがついてしまい、
ドアノブを触るなどして感染を広げてしまうおそれがあります。
また、正しくマスクをつけることもせきエチケットになります。
感染を広げない対策は、周囲の人を守るためだけではなく、
流行が広がって医療機関が混乱してしまうのを避けるという意味で、自分自身を守ることにもつながります。 このほかの対策としては、人混みを避けること、せきやくしゃみをしている人からは
1メートル以上距離をとること、持病があるなど感染症のリスクが高い人は、
念のためにマスクを正しくつけることなどがあります。
新型のウイルスに対しては、分かっていないことだけに目を向けるのではなく、
分かっていることをしっかりと実践し、冷静に対応することが重要です。 武漢に残り情報発信続行 札幌出身・津田さん 中傷にも負けず
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/392574?rct=n_hokkaido
新型コロナウイルスが猛威を振るい日本人がほとんど残っていない中国湖北省武漢市で、
札幌出身の大学教授、津田賢一さん(44)が現地に残り続けている。
短文投稿サイトツイッターに現地の生活で気付いたことをつづったところ
「中国寄りだ」などと中傷が殺到することもあったが、冷静に情報発信を続けながら、
自宅待機する学生らに送る課題づくりなどを進めている。 「周辺でも患者が出てきたようだし、今日はスーパーの野菜や果物は売り切れも多かった」
「うちの大学の集中エアコンも停止しました」。
津田さんのツイッターは、研究に関するつぶやきに交じり、身辺の状況をつづった
書き込みが目につく。 クルーズ船支援で宮蘭フェリー活用 自衛隊員の宿泊先などに
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/392586?rct=n_hokkaido
横浜港に入港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の新型コロナウイルス
集団感染を巡り、防衛省などが乗客支援にあたる自衛隊員らの新たな宿泊先として、
室蘭市と青森県八戸市、岩手県宮古市を結ぶ川崎近海汽船のフェリー
「シルバークィーン」(約7千トン)の活用を検討していることが12日、
関係者への取材で分かった。シルバークィーンは同日から運休しており、
関係機関との調整が終わり次第、横浜港内に配置し、自衛隊員や関係省庁職員らの活動拠点にする。 防衛省は現在、契約する特別目的会社「高速マリン・トランスポート」の
フェリー「はくおう」(約1万7千トン)を横浜港に接岸させ、
船内で自衛隊員や検疫官ら約80人が寝泊まりしている。
ただ、客室94室のうち、バスとトイレがあり隔離された生活ができる個室は
24室にとどまる。同省は長期化した場合の増員を見据え、川崎近海汽船に協力を要請した。 IOC「新型肺炎、予想外の課題」 組織委「中止ない」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55556660T10C20A2CE0000/
2020年東京五輪の準備状況を確認する国際オリンピック委員会(IOC)と
大会組織委員会の事務折衝(プロジェクトレビュー)が13日、東京都内で始まった。
冒頭、新型コロナウイルスの感染拡大についてIOCのジョン・コーツ調整委員長は
「予想外の課題が出てきた。選手や観客が影響を受けないよう準備がなされて
いるか話を聞きたい」と話した。 組織委の森喜朗会長は「大会の中止や延期がないことははっきり申し上げたい。
(組織委に)対策本部を立ち上げており、政府と連携して冷静に対応していきたい」と述べた。
プロジェクトレビューは11回目で、今回は14日まで開かれる。
新型コロナウイルスへの対応状況の説明のほか、会場が札幌へ移転したマラソンと競歩
費用負担を巡る協議、3月に始まる聖火リレーの詳細な報告などが行われる見通し。 新型肺炎、各地で拡大 北海道、和歌山、沖縄も
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/393307?rct=n_pneumonia
新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)を巡る問題で
北海道、東京都、和歌山県、沖縄県は14日、新たな感染者を発表、拡大が続いた。
東京では屋形船の宴会がきっかけになった可能性があることも判明。
屋形船には13日に死亡した80代女性の義理の息子に当たる70代のタクシー運転手も乗船していた。 都によると、タクシー運転手は1月18日に都内の屋形船で実施された新年会に妻と参加。
新たな感染者2人のうち1人はこの屋形船の従業員で、同日に勤務していた。
このほか、和歌山県の70代男性や沖縄県で60代の女性タクシー運転手、
北海道の50代男性も感染者が新たに確認された。 道内2例目新型肺炎 50代邦人 渡航歴なし、集中治療室に
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/393300?rct=n_hokkaido
道は14日、道内在住の50代の日本人男性が新型コロナウイルスに感染し、
重篤な肺炎を発症したと発表した。道内では中国湖北省武漢市在住の
40代女性旅行者の感染確認以来2例目で、道内在住者としては初。
男性は発症前14日間の海外渡航歴はなかった。感染が確認された男性は12日から
道内の病院の集中治療室(ICU)に入っている。 道と厚生労働省などによると、男性は1月31日に発熱とせきなどがあり、
2月3日に1カ所目の医療機関を受診した。4日に再受診した際に
レントゲン検査で肺炎が確認された。
別の医療機関で抗菌薬治療を始めたものの症状が改善せず、
11日に3カ所目の医療機関に入院し両肺に肺炎を確認。
12日からは集中治療室(ICU)で人工呼吸器を使った治療を行っている。 道内初感染者、完治して退院
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/393131?rct=n_hokkaido
道内で初めて新型コロナウイルスへの感染が確認され、札幌市内の病院で
入院治療中だった中国湖北省武漢市在住の女性は14日、退院した。
検査の結果、完治したと確認された。同日中に帰国する。
在札幌中国総領事館が明らかにした。 ★☆・゜☆【札幌市】1月中の人口動態【2020(令和2)年】 ☆・゜☆★
※【令和2年2月1日】現在データより
※年間は平成31年2月中〜令和2年1月中の1年間
★人口等(月間増加数、年間増加数) ※▲は減少
推計人口 1,970,277 (▲314、4,321)※前月比で年間増加数が456人増加
世帯数 964,621 (▲86、10,804)※前月比で年間増加数が243世帯増加
☆社会動態 (599、11,186)※前月比で年間増加数が429人増加
<内訳>
@ 流入超過数(615、11,540)※前月比で年間増加数が424人増加
a)道内(508、12,251)※前月比で年間増加数が106人増加
b)道外(107、▲711)※前月比で年間増加数が318人増加
冬でも増加に転じる、年間千人切り
A 職権等増減(▲16、▲354)
☆自然動態 (▲913、▲6,865)※前月比で年間数が36人回復
<内訳>
@ 出生数(1,116、12,819)※前月比で年間出生数が9人増加(2か月連続増加)
A 死亡数(2,029、19,684)※前月比で年間死亡数が27人減少(2か月連続減少) 新型肺炎で高齢者対策は
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200214/7000017966.html
13日、神奈川県に住む80代の高齢女性が死亡し、新型コロナウイルスに
感染していたことが確認されるなど、感染の確認が相次ぐ中、
札幌市内の老人ホームでも対策が進められています。 【老人ホームでは】
150人の高齢者が生活する札幌市中央区の老人ホームでは、先月末に行政から
感染症対策に関する通知が出されたことをうけ、玄関に貼り紙を掲示しています。
この中では、面会に来た家族などを対象に、施設に入る際には手や指を消毒し、
マスクを着用するよう求めています。 また、この施設では各階のエレベーターホールや食堂などの16か所に消毒液
を設置していて、入居者には食前と外出後の手の消毒を徹底しているほか、
手すりやエレベーターのボタンなども定期的に消毒をするなど、細心の注意を払っています。
介護付有料老人ホーム「ヴィラフローラ南円山」で感染症対策を担当している
一戸寛信さんは、「施設の中で過ごす方が多いので発症者が出ると集団感染のリスクが高くなる。
入居者の中にはみずからマスクを外してしまったり、1人では手洗いができなかったり
する方もいるので、対策が難しい部分もある」と話していました。 【専門家は】
札幌市保健所の山口亮感染症担当部長は、国内で初めて新型コロナウイルスの感染者
が死亡したことについて、「今までは中国の方と関連がある人が感染していたが、
今回亡くなった人は渡航歴がなく、国内で感染して重症化し亡くなったということで、
1つフェーズが進んだのではないかと思う」と話していました。
また、得られている情報が断片的であるとした上で、「基礎疾患のあるお年寄りが
重症化しやすい傾向にあると思う。一方で若い方も亡くなっていることを踏まえると、
インフルエンザよりも強い病原性の可能性もあるのでまだ楽観的に見ることはできない」としています。 その上で、高齢者施設での対策については、「施設の中での消毒の徹底や外から
ウイルスが持ち込まれないように面会の制限をしたりするなど、
インフルエンザが大流行したときに行われる対策をすることが1つのヒント
になると考えている」と話していました。
そして、これからの対策について、「今後、ワクチンが開発されたりどの薬が
効くかなどが分かってくるので、現在行っている手洗いやせきエチケットなどを継続し、
流行を爆発させないようにして新しい対策が出てくるの待つ必要がある」と話していました。 JR北海道 肺炎「経営に影響」 20年度計画見直しも
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/392989?rct=n_hokkaido
JR北海道の島田修社長は13日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの
感染拡大に伴う観光客の減少について「経営への大きな影響を覚悟する必要がある」と述べた。
鉄道利用の大幅な減少が続くなど影響が深刻な場合、
2020年度の経営計画の見直しもありうるとの認識を示した。 島田社長は、さっぽろ雪まつり期間中(4〜11日)の北海道新幹線の利用者が
訪日外国人客(インバウンド)の減少などで前年に比べ19%減となったことなどを挙げ、
「(新型ウイルスの影響が)2月いっぱいで終息することはない。
経営は一定程度の影響を受けざるを得ない」と説明。
今年は東京五輪などもあるため「インバウンド重視は変わらない」としたものの、
策定中の20年度の経営計画を見直す可能性について
「当然頭に入れておかなければならない」と話した。 感染確認の女性 病状回復し帰国
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200214/7000017955.html
鈴木知事は、道内で新型コロナウイルスの感染が確認された中国・武漢市から来た
40代の女性の病状が回復し、帰国したことを明らかにしました。
鈴木知事は14日の記者会見で、先月28日、中国・武漢市から訪れ道内で
新型コロナウイルスの感染が確認された40代の女性の病状が回復し、
ウイルス検査でも陰性だったことから、退院したと明らかにしました。
女性は14日、中国に帰国したということです。 女性と一緒に道内で行動していた2人も、2週間にわたって観察した結果発症せず、
保健所による健康状態の確認を終えたということです。
鈴木知事は「国内でも死者が出ているので今後も気を引き締めて、
道民の安心と安全の確保を第一に対応を徹底していきたい」と述べました。
また鈴木知事は、北海道と友好提携を結ぶ中国・黒竜江省からの要請を受け、
道の備蓄品から医療関係者のための防護服3000着を送ることを明らかにしました 新型ウイルス 国内で新たに日本人8人感染確認(14日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200214/k10012286501000.html
新型コロナウイルスへの感染が拡大する中、14日、
国内で新たに日本人8人の感染が確認されました。
厚生労働省によりますと、
新たに感染が確認されたのはいずれも日本人で
▽和歌山の70代の男性と
▽沖縄の60代の女性、
▽東京の50代の女性と70代の男性、
▽北海道の50代の男性、
▽愛知の60代の男性、
▽神奈川の30代の男性、
それに
▽先月31日に、チャーター機の第3便で武漢から帰国し、
宿泊施設に滞在していた60代の女性の合わせて8人です。 国内で感染が確認されたのは、
▽クルーズ船の218人、
▽検疫官1人、
▽自治体職員1人
▽チャーター機の13人、
▽それ以外の人が26人の合わせて259人となりました。
国内では13日から14日にかけて、感染者が相次いで確認され、
クルーズ船の乗員乗客やチャーター機の帰国者をのぞいて、
7つの都道県で合わせて11人の感染が明らかになりました。 札幌市が新型肺炎の電話相談窓口
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200214/7000017940.html
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、札幌市はコロナウイルス専用の
電話相談窓口を14日から設置し対応にあたっています。
新型コロナウイルスの感染が全国で拡大している中、札幌市は14日、
コロナウイルス専用の電話相談窓口を開設しました。
相談窓口では、感染の不安がある人や予防策を知りたい人の相談に応じています。
窓口が設けられた札幌市保健所にはさっそく電話があり、
「感染が拡大しているが自分が感染しているかどうか不安だ」といった相談が寄せられたということです。 相談窓口の電話番号は、
▼発熱やせきの症状があり、感染の不安がある人は
#7119、または、011ー272ー7119で、
毎日24時間受け付けています。
また、▼発熱やせきの症状は無いものの感染予防策などについて聞きたい人は、
011ー632ー4567で、
毎日午前9時から午後9時まで受け付けています。
札幌市保健所の山口亮感染症担当部長は
「感染が拡大し、市民からいろいろな疑問や不安の声が寄せられると予測される。
しっかり対応できるように電話相談窓口を強化して対応したい」と話しています。 マスク不足深刻 引き続き支援を 駐札幌中国総領事
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/392985?rct=n_hokkaido
孫振勇・駐札幌中国総領事は13日の北海道新聞の取材で、
札幌や千歳、苫小牧、帯広など道内の自治体や医療機関から5万枚以上のマスクと
約4万セット以上の防護服の寄付を受けたとして「中国ではネット上などで
『日本ありがとう』と感謝の言葉であふれている」と謝意を示した。
その上で、中国国内では依然として医療用のマスクやゴーグル、防護服の
不足が深刻だとして「引き続き支援をお願いしたい」と述べた。 新型コロナウイルスの感染拡大で中国から道内を訪れる観光客が激減している
ことについては「世界に感染がまん延しないよう団体ツアーを一時停止した」と理解を求め、
「状況が改善すればこれまでの倍の努力で北海道と中国の交流を促進したい」
と早期終息による交流の回復を願った。 道内で日本人の初感染を確認
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200215/7000017978.html
北海道に住む50代の日本人男性が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。
道内で日本人の感染が確認されるのは初めてで、男性は症状が重く、集中治療室
で治療を受けているということです。
北海道と厚生労働省によりますと、感染が確認されたのは道内に住む50代の日本人男性です。
道内の感染確認は先月28日に中国・武漢からの中国人観光客の女性に続いて2例目で、
道内で日本人の感染が確認されるのは初めてです。 今回感染が確認された男性は先月31日に発熱やせき、けん怠感を訴え医療機関を
受診したところ肺炎の症状が見られ、道内の衛生研究所で検査した結果
きのう新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
症状は重く、呼吸状態が改善せず集中治療室で治療を受けているということです。
男性は、感染が確認されるまで3か所の医療機関を受診していて、
症状を訴える前の2週間は海外へ渡航していないということです。 道は、「厚生労働省と協議した結果」として、男性の住む地域や受診した
医療機関の場所を明らかにしていません。
道は昨夜、対策会議を開き、鈴木知事は「男性の行動歴や濃厚接触者などに
ついては詳細な調査を実施する必要があるので、保健所などにおいては
医療機関や関係者の協力を得ながら、しっかりと調査するようお願いしたい」と述べました。 新型肺炎、一般病院で対応可能 環境感染学会、拡大見据え指針
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/393412?rct=n_medical
感染症対策の専門家らでつくる日本環境感染学会は15日までに、
新型コロナウイルスに対する適切な防護策を取れば一般病院でも診療可能だ
とする医療機関向けの「対応ガイド」を公表した。
今後、国内で患者が増加し、設備や人員が整った「感染症指定医療機関」以外の
病院にも訪れることを想定してまとめた。 感染が疑われる患者と他の患者が移動する経路を分けるなど具体的な対応策を
例示する一方、感染が確認された患者でも空気が漏れない特別な「陰圧室」
の病室にする必要はないとしている。
ガイドは、症状の特徴として長く続く発熱や強い倦怠感を挙げ、
治療は対症療法が基本であることを説明した。 国内の「市中感染」連鎖を警戒 経路不明、重症化対応が急務
https://www.sankei.com/life/news/200214/lif2002140069-n1.html
新型コロナウイルスをめぐり、日本国内で感染経路が「不明」の感染者が相次いで見つかり、
日常生活の中で広がる「市中感染」が現実味を帯びている。
専門家は「新しい局面に入った」と警戒感を強め、重症者の早期発見と
適切な治療の必要性を呼びかける。
いまだに3千人超の乗客乗員を抱え、感染者が後を絶たないクルーズ船
「ダイヤモンド・プリンセス」への対応も続く中、国内の検査・医療態勢は十分といえるのか。 国内初の死亡例を含む13日に公表された4人は、湖北省・浙江省への渡航歴を
含めた中国との明確な接点がなかった。肺炎患者との接触も見受けられず、
人から人への感染が連鎖的に起きた末の市中感染が強く疑われるケースといえる。
神奈川県の80代女性の感染が確認されたのは13日の死亡後だった。
ただ、1月22日から倦怠(けんたい)感などの初期症状を見せており、
湖北省武漢市の空港が閉鎖される前の同月中旬ごろには感染していた可能性がある。 日本感染症学会の舘田一博理事長は「当時武漢市から来た人が無症状のままウイルスを
持ち込んでいてもおかしくない。そこから感染した人がいても、
初期なら風邪のような症状だから分からない」と感染拡大の経緯を推測。
その上で「国内でも発見された症例以上に、水面下で感染が広がっている」と指摘する。 国内の感染者はチャーター機やクルーズ船関連を除き、11都道府県にまたがる。
ただ、大半が感染経路をたどれ、厚労省は「流行が認められている状況ではない」
と一貫して説明。同日の加藤勝信厚労相も「流行している状況ではないとの見解を
変更する根拠はない」との姿勢を崩さなかった。
一方で、感染拡大の流れを否定せず、検査・医療態勢の強化方針を示している。
クルーズ船の検査に追われる中、民間会社や大学などの協力も得て、1日の処理能力を約1100件に増強。
最短15分でウイルスの有無を判定できる検出機器も3月末までに導入する。
医療面では同船の感染者の入院先が当初の神奈川、東京では収まらず、北関東や長野、山梨にも依頼。
今後も感染が爆発的に広がった場合、患者を受け入れきれるのかの懸念が募る。 感染症患者向けの設備がが整った指定医療機関は全国約370カ所で約1800床あり、
「重症者には十分対応できる」(同省)。これに加え、一般の医療機関でも入院可能だと
の通知を自治体に出している。
舘田氏は「大事なのは、重症化しやすい高齢者や持病のある人の感染予防。
多くの軽症者はインフルエンザと同じように自宅で療養し、感染を広げない。
重症者に適切な治療を行うなどのすみ分けが必要な時期になってくる」と話した。 新型コロナウイルス 国内の感染者
https://i.imgur.com/UW8vdX4.jpg
チャーター機やクルーズ船関連を除き、11都道府県 NTTデータ、協働者がコロナウィルスに感染。
14名の濃厚接触も特定される。国内企業のコロナ対策が加速
https://news.yahoo.co.jp/byline/ohmototakashi/20200214-00163119/
2020年2月14日、NTTデータは、同社勤務者の一人が新型コロナウィルスに
感染していたことを公表した。感染者の行動履歴から14名の濃厚接触が特定された。
同社は14日時点で以下の対応を実施。
当該ビルおよび周辺3拠点の関連部門に勤務する社員/協働者の在宅勤務指示
当該ビル居室の消毒作業の実施
なお、2月15日(土)以降は、濃厚接触者を除き在宅勤務指示を解除するとともに、
濃厚接触者への14日間の在宅勤務指示を行うことを決定した。 ■新型コロナウィルス対策に乗り出した国内企業
遂に、日本の大手企業での新型コロナウィルスの感染が確認された。
NTTデータは迅速に在宅勤務を指示しているが、
人口が密集している都心では、いつ自社の社員が新型コロナウィルスに感染するかはわからない。
国内企業の中には新型コロナウィルス感染に備えて対策の乗り出している企業も現れている。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています