近年、捕獲したエゾシカを廃棄処分することなく、食肉やペットフード、
セーム皮などに有効活用する動きが広がっている。
中でも食肉はジビエ料理のブームもあって、より鮮度の高いものが求められる傾向にある。

注目されているのが、生体捕獲したエゾシカを一時的に飼い直す養鹿(ようろく)≠ニいう事業。
道内では北泉開発(本社・釧路市)などの取り組みが有名だ。

 シンカンでは養鹿施設に加えて、解体の1次処理場を当別町内で設けたいと考えている。
地元の猟友会メンバーや道総研の環境科学研究センターに協力してもらい、
20年度の開設を目指す。エゾシカ肉の製品化でパイオニアの南富フーズ(本社・南富良野)の
アドバイスを受けている。