―フロント業務をテレビ通話で済ませる無人ホテルが話題を呼んでいる。
1月に1号施設を開業したところ、さまざまな媒体に取り上げられ、幸い引きが非常に強い。
企業から、自社ビルの空いている何室かを活用したいといった問い合わせもいただく。
民泊もシェアハウスもそうだが、遊休不動産を再活用することの社会的ニーズを感じている。

 ―起業は2010年で最初のシェアハウスを開いたのが翌春。現時点の道内事業実績は。
手掛けるシェアハウスは札幌を中心に13施設で、合わせて200人近い入居者がいる。
運営する民泊施設は約220室。無人ホテルは約40室が稼働している。

従来の不動産業者は、住宅やオフィスが古くなればアパート・マンションへの建て替えを
提案するばかりだった。当社は改装によるさまざまな選択肢を示し、かつ、
改装後の施設運営もできる点で強みがある。