■夜間は45デシベル以下が目安
――騒音は、どこまでが受忍、つまり我慢しなければならない範囲なのか、
どこからやめさせることができるのか、その境界はどこにあるのでしょうか。

環境省の基準を参考にすると、いわゆる住宅街の場合、昼間55デシベル以下、
夜間45デシベル以下が一つの目安となります。
あくまで参考ですが、60デシベルとは、例えば家のチャイムや普通の会話の話し声くらいのレベル、
50デシベルはエアコンの室外機くらいのレベル、40デシベルは小鳥の声くらいのレベルです。
もっとも、これは良質な環境を保つための基準にすぎず、この基準がそのまま受忍範囲と
いう意味ではありません。
したがって、この基準以下であれば騒音と認められないということではないので、注意が必要です。