市は西側の本格的な地下工事をリニア開業前に着手し、30年代初頭から半ばに完了させたいと考えている。
だがリニアの工事現場や市営地下鉄桜通線と近接する所で巨大な地下構造物を取り壊してから造り直すなど、困難な工事が予想されている。
さらに東側と同時に西側の再整備を進めると、駅周辺の交通が混乱する恐れがあるほか、短期間で巨額の財源を確保する必要がある。

 また地下街「エスカ」が休業を迫られるため、出店者やJR東海、警察などの関係者と調整して事業を進める必要がある。
このため、工事着手がリニア開業後になり、完了は30年代後半にずれ込むこともありうるという。
名古屋高速とのアクセス地下道路については、完成時期がまだ見通せない状況だ。