伊藤ビルの北隣にある伊藤加藤ビル(SRC造、地下3地上9階、延べ1万2136m²)は、
伊藤組と加藤物産館の共同ビルで69年に着工し、71年7月に完成。6〜9階にはかつて「札幌国際ホテル」が入っていた。

 中通りをはさんで南側の街区では、洋菓子店を営むニシムラと伊藤組、伊藤組土建の3社が共同出資した
西村国際ビル(現在の札幌国際ビル、SRC造、地下3地上8階、延べ1万1579m²)が74年に完成している。

 南東角の旧札幌日興ビルは58年に完成。その後、新ビル(SRC造、地下2地上8階、延べ5303m²)への改築が
戸田建設・鹿島建設JVによって83年3月から84年11月の工期で行われている。
旧ビルの施工は戸田建設、設計は新旧とも三菱地所が担当した。