観光列車で訪日客誘客 北海道の推進会議が初会合
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北海道内での観光列車の可能性を探るため、北海道や北海道大学、観光事業者など産学官でつくる
「観光列車旅行商品造成検討事業推進会議」の初会合が24日、札幌市内で開かれた。
日本旅行を中心に今冬に訪日客向けモニターツアーを実施するとともに、海外の旅行事業者を招いた視察旅行も企画する。
今年度中に観光列車の継続運行に向けた取り組みの方向性を取りまとめる。

 JR北海道が「単独では維持困難」としている線区への財政支援の可否を判断する前提として、
国土交通省はJRや道内自治体に鉄路の利用増に向けた連携拡大を求めている。

 推進会議はそうした連携の実績づくりの意味合いを持つ。12月に道北の宗谷線、来年1月には道東の釧網線で、
観光列車を利用した訪日客向けツアーを実施する。

 会議の座長には北大の吉見宏教授(会計学)が選出された。道や道観光振興機構、日本ホテル協会北海道支部、
日本旅行、北海道銀行系シンクタンクなどが参加。道町村会や北海道運輸局もオブザーバー参加した。
JR北はメンバーではないが、日本旅行などを通じてツアーづくりに協力する。