豊富に世界最大級蓄電設備 ユーラス、風力発電促進へ
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国内風力発電最大手、ユーラスエナジーホールディングス(東京)は、宗谷管内豊富町に
世界最大級となる総蓄電容量72万キロワット時の蓄電池設備を建設することを決めた。
天候に発電量が左右される風力発電を導入しやすくする狙いで、投資額は約500億円。
9月に着工し、2022年度までの完成を目指す。

ユーラスや、コスモエネルギーホールディングス系の風力発電会社、エコ・パワーなどは23年度までに、
稚内市と豊富町に、道内で稼働中の風力の発電能力(38・7万キロワット)の1・7倍にあたる
計66万キロワット超の風力発電所建設を計画している。世界的にもまれな大規模蓄電池の建設で、
国内有数の資源量を持つ道北の風力開発を加速する。

 蓄電池を設置するのはユーラスが主体の北海道北部風力送電。ユーラスと、エコ・パワー、
稚内信用金庫、北海道電力、北洋銀行、北海道銀行が出資し、13年に設立した。
蓄電池の容量72万キロワット時は、標準的な道内家庭約9万5千戸が1日に使う分にあたる。