北の都、民の力、ひらく力
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札幌市の中心部にこの秋、市立の複合文化施設が開館する。中にホールが二つ。オペラ「アイーダ」
でこけら落としをする「札幌文化芸術劇場hitaru」(2302席)と、「クリエイティブスタジオ」だ。

 館長の石井正治(50)は「札幌ではこれまでも民間の演劇活動が活発で、市も支援する『札幌演劇シーズン』
などが定着しています。新劇場では、そうした民間と行政の関係をさらに深めたい。
立地の良さを生かして、観客層を広げたり、情報発信の拠点となったりしながら、札幌の演劇をもり立てます」と話す。

 「スタジオ」のオープニング事業として12月、ベケットの不条理劇「ゴドーを待ちながら」が上演される。
演出・出演は斎藤歩(53)。俳優として映画、ドラマでも活躍しているが、札幌を拠点とし、
公益財団法人・北海道演劇財団と、財団付属の札幌座の芸術監督を務めている。