日銀大阪支店長、関西経済「訪日客消費と輸出・生産が好調」
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL12HK1_S8A410C1000000/

日銀の衛藤公洋大阪支店長は12日、支店長会議後に開いた記者会見で、
関西経済について「訪日外国人客の消費と好調な輸出・生産がけん引して安定した成長が続いている」との見方を示した。

 日銀は同日公表した4月の地域経済報告(さくらリポート)で、
近畿地域の景気判断を前回報告(1月)から据え置き「安定したペースで緩やかに拡大している」とした。

 衛藤支店長は「世界的に旺盛なIT(情報技術)やインフラ関連の設備投資にむけた機械設備の需要が好調だ」と説明。
好調な世界経済を背景に「不安材料は少ない」とした。

 株安・円高や、寒波による生鮮食品の価格高騰など
景況感の押し下げ要因もあったが「百貨店の高額品や中間層向けの春物衣料の販売は好調。
スーパーでも単価の高い精肉総菜が売れている」と、個人消費に大きな影響がないことを強調した。