JR北、マンション事業参入 苗穂駅に第1弾
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JR北海道は分譲マンション事業に参入する。大京、住友不動産と共同で札幌市の苗穂駅北口に
第1弾のマンションを建設すると12日発表した。
自社研修センターの移転跡地を活用し、2020年度末の完成を目指す。
他の社有地の活用も視野にノウハウを学び、鉄道事業の赤字を補う新たな収益事業に育てる。

敷地面積約8千平方メートルに、地下1階・地上27階建ての高層マンションを計画する。
部屋数は300戸。夏ごろに着工し、19年春にも売り出す。
同日の定例記者会見で島田修社長は「土地を売るのではなく、マンション分譲そのものに参画し、
ノウハウを習得して手がけられるようにしたい」と意欲を見せた。

資材や工事費の高騰で14年に凍結した函館駅近くのビジネスホテル開発も、20年春の開業に向け再開する。
駅に直結した自社用地に「JRイン函館」を建設する。敷地面積は2200平方メートルで11階建て、客室は約210室の予定。
総事業費は約30億円。北海道新幹線の開業で増加傾向にある観光客らを取り込む。