ロシア極東で日本原産イチゴも 5月から試験 道銀など温室栽培事業拡大
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プラント建設大手の日揮(横浜)や北海道銀行は、ロシア極東のハバロフスクで共同で取り組んでいる
温室栽培事業で5月から、イチゴの試験栽培を始める。品質の高さで需要が見込める日本の品種のイチゴを生産し、
これまでトマトやキュウリなど野菜だけだった栽培事業を拡大する。試験が順調なら、1〜2年以内に本格栽培したい考えだ。

 農林水産省によると、日本で開発された品種のイチゴがロシアで栽培されるのは「聞いたことがない」(園芸作物課)という。

 日揮と道銀などはハバロフスクの工業団地に温室を造り、2016年2月に野菜の出荷を始めた。
極東では通年で野菜を生産できる施設が少ないため、需要は高く、昨年11月、施設を当初の2倍の5ヘクタールに広げた。
事業が軌道に乗ったことから、品目増加に乗り出す。

 道銀国際部ロシア室によると、ロシアで流通するイチゴは中国や韓国、イスラエル産が主流。
日本産はほとんど流通していないが、柔らかさと甘さで訪日ロシア人に人気があるという。