スコープ/新千歳空港国際線ターミナル地域再編・再整備/インバウンド急増で機能拡張
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◇20年東京五輪までの事業完了へ
 北海道を代表する空の玄関口・新千歳空港(千歳市)。近年は格安航空会社(LCC)の就航による国内線の旅客数増加に加え、
韓国や台湾、中国などアジア圏からの訪日外国人旅行者(インバウンド)を中心に北海道観光の人気が上昇。
空港利用者の大幅増加を背景に機能拡張が急務となっている。
観光振興の追い風を受け、官民連携で国際線ターミナル地域の再編・再整備事業を推進し、2020年東京五輪までの事業完了を目指す。

 3000メートルの滑走路2本で運用している新千歳空港の16年度旅客数は国内1882万人、国際272万人の計2155万人。
東日本大震災の影響を受けた11年度以降は右肩上がりで増加し、特に国際線の旅客数が急増している。

 国際線の旅客ターミナルビル(S一部RC造地下1階地上4階建て延べ約6・1万平方メートル)は10年3月に供用を開始した。
駐機場(スポット)6カ所、旅客搭乗橋設備(PBB)8基、チェックインカウンター47ブースなどを備え、
ピーク時には1時間当たり530人以上の旅客に対応できる。