世界各地で猛威を振るう最強寒波が日本に到来!  〜札幌の魅力は冬にあり!? 〜

朝は全国的には放射冷却などにより冷え込みも強く、全国のアメダスのおよそ9割の地点で気温が氷点下まで下がる。
幌加内町幌加内では、最低気温は-25.2度となった。
札幌については、あつい雲に覆われていたため放射冷却の影響はなかった。
晴れて放射冷却が進むと予想したメディアも多かったが、最低気温は−4.6℃と平年より高くなった。

新潟の大雪もすごい。24hで80cm!
朝鮮半島の北部の山で二手に分かれた風が日本海上でぶつかり、局地的に発達した雪雲となって
新潟市や三条市周辺に流れこんだ。

新潟県は豪雪イメージがあると思うが、週間天気予報でもほぼ毎日雪マークがついてる。
ニュース等で新潟の豪雪地帯が良く取り上げられ、社会の授業でも豪雪地帯の例として挙げられる。

ただ、新潟市に関しては比較的雪が少ない。
季節風が吹いてくる方向に佐渡島があることにより雪雲が遮られ、風下側に平野が広がっている。
逆に、冬型が緩み、北西の風が緩むと佐渡島で遮られた雲が、山間部まで達することができず、
新潟市上空付近に長く滞留することになり大雪になる。

札幌の市街地では、冬型の気圧配置になると西風系では晴れ、北風系では雪が基本。
冬型が強まり、西北西の風になると比較的晴れるが降雪量はあっても少なめ、5cm/日未満。
手稲山など西側の山々での雪雲ブロックやそれに加え、風下側で平地が広がり雪雲を吹っ飛ばす効果もある。
ただ、石狩〜北・東区北部〜江別〜岩見沢のラインはちょっとした 風向きの変化で雪雲の本体がかかり不安定になりやすい。

道内では、函館で大雪となっている。1月としては半世紀ぶり。

函館は雪が少ないイメージだけど、西北西の風向きだと札幌以上に雪が降り積もりやすい。
江差当たりの渡島半島のくぼみの部分から市街地までは雪雲の通り道になる。
丁度、そのライン上に盆地があり、山地部分の距離が短い。
さらに、風下側の平野部のすぐ東に山があり吹き溜まりになる。

夜になり、日中晴れていた札幌も北風寒気になり、集中的に雪雲が入っているが、
雪雲本体が北東側に移動している。後志あたりに流れてくるので、札幌ではもうすぐ止んでくる。。