横浜に『メガドンキ総本店』オープン。
ネット通販よりも“リアル店舗”にこだわるドンキの狙い
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181122-00010010-fnnprimev-bus_all


全国で培ったノウハウを集結

ドンキ流のノウハウを集結した総本店「MEGAドン・キホーテ港山下総本店」が神奈川・横浜にオープンした。


お土産コーナーを充実させた渋谷店など、地域に合った店舗作りを展開してきたドン・キホーテが、
初めての総本店として、これまでに全国で培ったノウハウを集結させたという新店舗。

これまでのドン・キホーテと比べると、非常に店内の通路も広く、広々としていて、商品が並んでいるのも見やすい。


店内には化粧品や家電、バラエティーグッズなどが陳列され、ドン・キホーテの代名詞である圧縮陳列やポップも健在だが、
野菜や肉、鮮魚といった生鮮食品や総菜を取り扱うほか、焼き芋などの気軽に携帯できる食べ物も販売している。

また、多言語に対応するスタッフを配置した免税カウンターや、観光スポットの案内が受けられ、特産品も購入できる観光案内所が設置された。

店舗の外には市内観光に便利なシェアサイクルもあり、インバウンド向けのサービスを充実。
ネット通販が主流となる中、アミューズメント感をテーマに掲げ、リアル店舗を追求するドン・キホーテ。

インバウンド向けの施設を導入した、その狙いとは。

観光スポットとして利用も

(株)ドン・キホーテ MEGAドン・キホーテ東日本営業本部・菅野慶介支社長は、
「2020年の五輪イヤーという部分も含めて、
外国人観光客には観光スポットとして店舗を利用してもらいたく、観光案内所を設置した」と話す。

店舗は24時間営業。
総本店として、インバウンドも含めた幅広い客層を狙う。

リアル店舗に投資する逆張り経営

経営コンサルタントの森田章氏は、
「ドン・キホーテ の「個店経営」に注目している。
それぞれの店で客のターゲットを定めて、品揃えを決め、店長の判断で例えばメーカーが出荷できずに抱えている在庫を安価で仕入れてそれを集客の目玉にして、利益率の高い雑貨を売って儲ける。
eコマースが発展する中、リアル店舗に投資する逆張り経営に注目したい」と話す。