奇跡がホントに起きちゃった、だから逃げた弟子たちまで 笑って処刑されたよ

イエス・キリストは、ローマ軍によって逮捕され、十字架にかけられて死刑になります。十字架は、18世紀のギロチンと同じように、古代の死刑の道具でした。

ローマ帝国による死刑ですから、死亡がきちんと確認されます。いくら2000年前とは言え、ローマ帝国は甘くありません。キリストの遺体は、ミイラのように、布でグルグル巻きにされ、洞窟型の墓に納められます。

キリストは生前、復活を話していたので、ローマ軍は墓の入り口を大きな石で塞ぎ、ローマ帝国の名によって封印し、ローマ兵を見張りに立たせました。

ところが、3日後に弟子たちが墓に行ってみると、石はどけられていて、墓の中には布だけが残っていました。

この布が現在も残っていて、「聖衣」とされていますが、本物かどうかはわかりません。常識的には偽物でしょうが、様々な科学的検査が繰り返され、議論が重ねられています。

さて、聖衣どころか、常識的にはキリストの復活自体が現実的ではありません。様々な議論がされていますが、キリストは仮死状態だったという人もいますが、墓の中で意識を取り戻したイエスが、一人で布を取り、石をどけ、兵士をやっつけるのは考えにくでしょう。

弟子が来て遺体を盗んだという説もありますが、ローマ帝国の封印を破るのはローマ帝国に逆らうことですから、キリストが十字架にかかってバラバラになった弟子たち、そんな力があったとは考えにくいという人もいます。