https://www.nikkansports.com/general/news/201712250000398.html

 酒に酔った元教え子の10代の少女に乱暴したとして、準強姦(ごうかん)罪に問われた元高校教諭の男(34)に、札幌地裁は25日、
懲役3年6月(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。

 島戸純裁判長は判決理由で「介抱すべき立場にありながら、抵抗不能な被害者を乱暴した犯行は卑劣かつ悪質」と指摘、「抵抗不能
になるよう仕組んだわけではないが、類似の事件と比べても罪が軽いとは言えない」と述べた。

 判決などによると、被告は6月17日未明、札幌市中央区のカラオケ店で元教え子の少女や知人らと飲酒。酔って抵抗不能になった
少女をトイレの個室に連れて行き、乱暴した。

 被告は当時、札幌市内の私立高校の教諭だったが10月に懲戒解雇された。地裁は被害者が特定される恐れがあるとして、被告の
氏名を伏せて公判を進めた。(共同)