サバンナといえばほぼワークス&サテライト供給だったハコスカを
オート東京スポーツ相談室や片山レーシングのキット組んだだけのお客さんが
30度バンクでブチ抜いちゃうんだからある意味胸のすくような反権力のシンボルだわな。

度胸一発突っ込んでいけば(ファミリア)ロータリークーペでも一泡吹かせられる。
まったく最高に良い時代であった。

まあ、雨の日にどこ吹っ飛ぶか分からないような走り屋仕様の後輪駆動
(大抵はドリフト仕様か、ドライ路面基準でニュートラル〜弱オーバーに振ってるような超危ない連中)を
フェスティバで突つき回すのも結構面白い遊びであったものだ。

ウチのは当然名ばかりフォードではあるが、F1でのDFVだったり
インディ/CARTシリーズで大資本を注ぎ込む大手メーカーのエンジンにありつけないユーザーが
フォードコスワースで一泡どころじゃなく吹かせてたなんてのも重要な事実である。

CARTでフォードが平均以下に落ちたことはない一方、トヨタやホンダは
初期の頃は一体何しに来てたんだか分からないようなレベルだったし
メルセデスも開発の方向性でしくじって迷路に入ったら途端に逃げちゃったからねぇ。

「今日の答弁が出来ないんだ…もう駄目だ」てのにある意味近いっちゃ近いな。