■元FBI捜査官が語る凶悪犯の共通点
元FBI捜査官ロバート・K・レスラー氏によると、凶悪犯罪者の家庭には、いくつかの共通点があるようです。

(1)70%近くの家庭にアルコール依存者がいた
子供が薬物依存症の両親の元で育つと、注意欠陥過活動性障害(ADHD)、愛着障害、疑心暗鬼、ウツ、行動障害などが年少の頃から顕著になる。
FBIの統計によれば、シリアルキラーの70%以上が、育った家で薬物乱用に関わる問題を体験しているという。
とはいっても、実際にはシリアルキラー自身がアルコールや薬物中毒であるケースは比較的少ない。

(2)半分以上の家庭に精神障害者がいた
一見、恵まれた環境に育っていたかのような犯人達なのだが、突っ込んで調査すると、
家族の中に犯罪者や精神異常者、アルコール依存症の患者などがおり、両親も離婚と再婚を繰り返していて、家庭は崩壊状態にある事が多いという。

(3)半数以上の家族に犯罪歴があった
面接した殺人犯の半数は家庭に精神病患者がおり、別の半数は両親に犯罪歴があった。
七十パーセント近くの家族にはアルコール、あるいは麻薬の常習者がいた。

(4)半数が、12歳以前に父親が家を出たか、18歳以前に自分が家を出た
8歳から12歳までの時期の父親の存在の必要性について書かれている。
この時期に父親が死亡したり、投獄されたり、離婚したり、妻子を捨てていなくなったり、帰ってきても酒を飲んでいるだけだったりすることによって、
殺人犯たちは、すでにみられた好ましくない傾向がさらに悪化していったということを指摘しているのである。
少年時代に孤独を味わったことが、彼らの精神構造に重大な影響を及ぼす。
当然孤独な子供時代を過ごした者が皆犯罪者になるわけではない。
しかし凶悪殺人犯たちは皆、孤独な子供時代を送っているという事実はある。