カワサキ「Ninja ZX-10R/10RR/10R SE」にリコール 最悪の場合、火災に至るおそれ

不具合の部位(部品名)
エレクトロニックコントロールユニット

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因

エレクトロニックコントロールユニット(ECU)において、燃料噴射制御プログラムが不適切なため、エンジン高負荷領域でクイックシフターを使用しシフトアップした場合、排気通路内で大きな燃焼が発生することがある。
そのため、二次エアバルブ(エアサクションバルブ)に高い圧力がかかり、当該バルブが変形・損傷し、当該バルブから逆流した高温の排気ガスにより周辺部品が溶損し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

改善措置の内容
全車両、燃料噴射制御プログラムを対策プログラムに書き換える。また、エアサクションバルブを新品に交換するとともに、周辺部品を点検し、損傷が認められるものは新品に交換する。

計994台