中国官製メディア、WHO報告書を「ウイルス起源説」払拭に利用
4/1(木) 0:10配信 読売新聞オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f1318debdf28417a3f663a41edcc13db175b650

世界保健機関(WHO)が3月30日に公表した新型コロナウイルスの発生源に関する報告書について、
中国の国営新華社通信などは、報告書が武漢の研究所からウイルスが流出した可能性に否定的な見解を示したことを速報した。
官製メディアは自国の主張に合致する部分を強調しており、中国起源説の払拭(ふっしょく)に利用しようとしているとの見方も出ている。

中国外務省の華春瑩(フアチュンイン)報道局長は31日の定例記者会見で、テドロス氏の発言について問われたが、
「研究所がウイルスを引き起こした可能性は極めて低いというのが、報告書の科学的な結論だ」と述べるにとどめた。

中国での更なる調査の受け入れについては「ウイルスの発生源の調査は全世界的な任務だ」とし、他国での調査実施が前提になると訴えた。