今年最後の「そんなこと言っていない」
ところどころ省略しております。

青瓦台が「合意」発表した翌日、モデルナ社「韓国政府と協議中」
2020/12/31 09:55
ttp://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2020123180011
米国の製薬会社モデルナ社と2000万人分のコロナ・ワクチン供給で「合意した」とする青瓦台
(韓国大統領府)の発表とは異なり、モデルナ側は「韓国政府と協議中」と説明した。そのため
「青瓦台はワクチン供給契約についてやや先走ったのではないか」との指摘が出ている。

モデルナは29日(現地時間)「韓国に4000万回接種分のコロナ・ワクチン供給に向けた韓国政府との協議を確認する」
という見出しのプレスリリースを公表した。その中でモデルナは「韓国政府と潜在的に4000万回接種分あるいは
それ以上のモデルナ・ワクチンを供給するため協議中であることを確認する」として「提案された合意内容によると、
配布は2021年の第2四半期に始まるかもしれない」と伝えた。

前日に青瓦台は「文在寅(ムン・ジェイン)大統領がモデルナのステファン・バンセルCEO(最高経営責任者)と27分間電話会談を行った」
「韓国に2000万人分に相当する4000万回接種分のワクチンを供給することで合意した」と発表した。これはモデルナが発表した内容とはかなりの温度差がある。

モデルナが韓国について使用した「協議を確認する」という表現は、通常であれば交渉中であることを正式に認める際に使う言葉のようだ。
モデルナは8月24日「欧州に8億回分を供給するため、欧州連合執行機関との協議が進展していることを確認する」と発表した。
それから3カ月後の11月25日「欧州連合が早期に8億回分の事前購入契約を承認したことを発表する」と説明した。
協議から契約まで3カ月以上の時間を要したのだ。
青瓦台も今月28日、文大統領とバンセルCEOとの電話会談について発表する際、その時点では最終契約に至っていないことを明確にした。
青瓦台の康a碩(カン・ミンソク)報道官は「合意に基づき、政府とモデルナは(中略)ワクチン供給契約を年内に締結する計画」と説明した。
しかし実際は年内の契約が可能かどうかは未知数だ。

青瓦台がモデルナとの協議について「合意した」という断定的な言葉を使ったこととは対照的だ。
「モデルナの発表と温度差がある」との指摘について青瓦台のある幹部はこの日「(合意を)否定する内容と受け取るのは非常識だ」と反論した。

これに対してモデルナの発表内容の中には「このプレスリリースに出てくる未来志向的な叙述は、約束や保障ではない」という文言もあったが、
これは米国商法に基づき、未来についての見通しが事実と受け取られ、企業が責任を負うことを避けるために通常よく使われる言葉だ。