立民・小川淳也議員を追った映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』「こんなバカな奴がいるんだな」
2020/12/30 16:00
文=和田靜香(わだ・しずか)
そんな映画を6月からいち早く上映していた東京・中野の映画館『ポレポレ東中野』で最終上映を迎えた12月28日夜、主人公の小川さんと監督の大島新さんが舞台挨拶をした。

「答えにくいかもしれませんが」と前置きした男性の質問は、映画の中で「比例代表での当選だと発言権が弱い」というのが何度も言われているのを、「自分たち国民側としてはそれはどうして? と思うんですが」というもの。

“ほん、それ!”なのだが、
「国会で安倍さんや菅さんと対峙するときに、自分は比例だからと卑下したことは一度もありません。大事な議席を預かってるという思いでいます。
ただ党内で主導的な役割を果たすには、たとえば党首なら選挙で仲間を勝たせるというのが大事な仕事で、当の本人が選挙区で勝ってないというのは笑えない逆説です。
与党と対峙するには問題ないが、党内で主導的な役割を担うなら選挙区でまず勝ってこいというのがセオリーなんです」
と言う。

小川さんの選挙区である香川一区の対抗馬は、自民党のデジタル大臣・平井卓也議員。平井氏は、地元有力メディアの四国新聞と西日本放送のオーナー一族の御曹司だ。地盤看板が強固で、小川さんはこれまでなかなか選挙区では勝てず、比例区での復活当選となっている。
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でも一区なんだろ。勝てよ __