>>883

>ナイキジャパン「差別は世界中に存在」
>いったいCMはどんな意図で作られたでしょうか。
>ナイキジャパンに取材を申し込むと、次のようなコメントが返ってきました。
>「CMは実在するアスリートの証言をもとに作られ、差別やいじめを受ける10代の女の子を描いています。
>差別は世界中に存在する問題で、アスリートたちの証言が率直に意見を述べるきっかけとなりました」
>
>なぜこれだけ反応が?
>なぜこれほど注目され、多くの人が反応したのか。
>社会学が専門で外国にルーツを持つ人たちの研究にあたる
>大阪市立大学都市文化研究センターの研究員、ケイン樹里安さんです。
>「日本では国内の人種差別やいじめをテーマにしたCMが少ないうえ、
>人種差別を議論する場も少なくそうした土壌もあまりありません。
>こうした問題は海の向こう側の問題で、ひと事だと捉える人が多いのではないでしょうか。
>こうした中、他の日本企業に先駆けて日本の差別やいじめの問題を
>真正面から描いたことが大きなインパクトとなり、CMが議論の場となったのでしょう」
>
>横並びの日本企業に一石投じた
>CMが横並び意識の強い日本企業に一石を投じたと指摘する専門家もいます。
>メディア文化論が専門の大妻女子大学の田中東子教授です。
>大妻女子大学 田中東子教授
>「日本企業は横並び意識が強く、他社のCMをよく参考にしていて、
>1社だけが刺激的なメッセージを出すことはためらいがちです。
>それに比べ、ナイキをはじめ大手海外企業の中にはブランディング戦略を追求し、
>社会的責任や貢献を訴えるマーケティング戦略にたけているところが多くあります。
>ナイキにとって今回のCMが議論を巻き起こすことは想定の範囲内だったのではないでしょうか」