会場に東京・望月記者も 安倍氏の「桜」会見 2020.12.24 21:18

 「深く深く反省するとともに、国民の皆さんに心からお詫び申し上げます」。
24日夕、「桜を見る会」前日の夕食会の費用を補填した問題で
国会内で開いた記者会見に臨んだ安倍晋三前首相は謝罪の言葉とともに何度も頭を下げた。
首相時代を彷彿(ほうふつ)とさせる、発言時の大きな身振り手振りも交えながら
約1時間にわたって記者団の質問に応じた。

 この日の会見は、衆院第1議員会館の会議室で行われた。
新型コロナウイルス対策のため、参加者は産経新聞など
自民党内の記者クラブに所属する報道機関に限ったが、
注目度の高さから会場には入れないフリーランスの記者も詰めかけており、
安倍政権を追及してきた東京新聞社会部の望月衣塑子(いそこ)記者の姿もあった。

 安倍氏は午後6時、紺色のスーツ姿で登場。カメラのフラッシュを浴びながら、
「本日午前中、私の政治団体である『安倍晋三後援会』の政治資金収支報告書の
3年分についての修正を行ったとの説明を秘書から受けた」と切り出した。
記者団の質問には準備したペーパーに目を落としながら慎重な回答に務めた。

 会見は安倍氏の首相時代の会見を取り仕切ってきた長谷川栄一元首相補佐官が司会を務めた。
一度に複数の質問をしようとする記者に、
「ルールを守って」と厳しい口調も駆使しながら質問をさばいていた。

ttps://www.sankei.com/politics/news/201224/plt2012240051-n1.html