竹本・前IT相もコロナ感染 18日、後援会の80人参加パーティーで講演
毎日新聞2020年12月24日 19時23分(最終更新 12月24日 19時42分)

 自民党の竹本直一前IT・科学技術担当相(80)=衆院大阪15区=が
新型コロナウイルスに感染したことが24日、事務所関係者への取材で判明した。
関係者によると、竹本氏は同日感染が判明し、東京都内の病院に入院した。
発熱などがあるが、症状は軽いという。22日には東京事務所で働く秘書の感染が確認され、
竹本氏もPCR検査(遺伝子検査)を受ける意向を示していた。

 竹本氏を巡っては、後援会が18日夜、大阪市内のホテルで約80人が参加した政治資金パーティーを開催。
政府が「5人以上」の会食自粛を国民に呼びかける中、忘年会を兼ねて酒を提供する会食の場を設けた。

 事務所によると、竹本氏は会食に参加しなかったが、
ホテル内の別室で直前にあった約1時間の勉強会で国政報告の講演をしていた。
感染が確認されている秘書はこのパーティーには参加していないという。

 自民党内では、8人程度で会食した菅義偉首相が批判を浴びた。
忘年会や会食の自粛が相次ぐ中、竹本氏の事務所は「認識が甘かった」と陳謝。

一方、竹本氏は取材に、「アルコールを提供する会食は適切ではなかったが、
会食の開催自体を知らされておらず私に責任はない」と話していた。【隈元悠太、石川将来】

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