ミッキーマウスかカンフー・パンダか…バイデン時代の駐中大使は? 記事入力 : 2020/12/17 20:23

 米大統領選で当選したジョー・バイデン氏が、駐中米国大使にウォルト・ ディズニー・カンパニーの
ボブ・アイガー会長(69)を任命する方向で検討を進めていることが分かった。
米メディア、ハリウッド・リポーターが16日(現地時間)、報じた。
バイデン氏が駐中大使に誰を任命するかが米中関係の行方を左右すると考えられる中、
ディズニーの元最高経営責任者(CEO)で現会長のアイガー氏が候補として取り沙汰されているのだ。

 ハリウッド・リポーターは、バイデン氏の政権移行チームがアイガー会長と、
人気アニメーション映画『シュレック』『カンフー・パンダ』を制作した
ドリームワークスのジェフリー・カッツェンバーグCEOを中国大使の候補に挙げたと報じた。
アイガー会長とカッツェンバーグCEOは共に今回の大統領選挙でバイデン氏を支持していたという。
アイガー会長は2日、ブルームバーグ通信とのインタビューで
「バイデン政権から大使就任について提案があれば前向きに検討したい」との立場を明らかにしている。

 しかし、バイデン氏の政権移行チームとディズニーのスポークスマンは
いずれも関連報道についての言及を拒否した。

 アイガー会長はこれまで中国に友好的な態度を示し続けてきた。
中国・上海にあるディズニーのテーマパークは、中国当局に協力するために
数百人の共産党員を追加で採用し、今年公開されたディズニー映画『ムーラン』は、
中国政府のウイグル族弾圧疑惑があるにもかかわらず新疆ウイグル自治区で撮影した。
ムーランのエンドロールの「スペシャル・サンクス・リスト」には、吐魯番(トルファン)市公安当局など
新疆ウイグル自治区の政府機関の名前が含まれており、米国の映画界から強い批判を受けた。

 米FOXニュースは17日の論評で「バイデン氏が中国の広報大使であるボブ・アイガーを
北京に大使として派遣しようとしている」として
「バイデン時代には、中国にどれほど媚びへつらえるかが中国大使の資格」と批判した。

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