バイデン氏「政権移行を妨害、無責任だ」 トランプ政権を批判
毎日新聞2020年12月29日 15時05分(最終更新 12月29日 15時05分)
https://mainichi.jp/articles/20201229/k00/00m/030/120000c

 バイデン次期米大統領は28日、地元の東部デラウェア州ウィルミントンで演説し、トランプ政権が国防総省や行政管理予算局(OMB)で政治任用した
高官らが政権移行の引き継ぎを「妨害している」と述べた。「重要な国家安全保障の問題について、現政権から必要な全ての情報が得られていない。
無責任以外の何ものでもない」とトランプ政権を批判した。

 バイデン氏は政権移行の外交・安全保障チームからの報告を受けた後、演説に臨んだ。「我々のチームは世界各地の戦力態勢や作戦、国防総省や
他の機関の予算計画を完全に把握する必要がある」と強調し、来年1月20日の政権発足が迫る中、迅速な引き継ぎを求めた。
 これに対し、ミラー国防長官代行は声明で「国防総省は最大限のプロ意識で移行手続きを行っており、これからもそうする」などと反論。現政権と
バイデン次期政権のあつれきが鮮明になっている。
(以下、省略)