イランが高性能遠心分離機設置を計画 IAEA報告書 核合意では認めず
毎日新聞2020年12月5日 17時27分(最終更新 12月5日 17時27分)

 国際原子力機関(IAEA)は4日、イランが中部ナタンツの地下施設に、
核合意で認められていない高性能の遠心分離機の設置を
計画しているとする報告書をまとめた。ロイター通信が伝えた。

 遠心分離機はウランを濃縮する装置。
イランは2日、IAEAに対し遠心分離機「IR2m型」の取り付けを始める意向を通知したという。
イランが2015年に主要6カ国(米英仏独露中)と結んだ核合意では、
イランが使えるのは旧式の「IR1型」に限られている。

 トランプ米政権が18年に合意を離脱した後、
イランは合意の制限を破る逸脱行為を繰り返している。【ベルリン念佛明奈】

ttps://mainichi.jp/articles/20201205/k00/00m/030/094000c