はやぶさ2 本体からカプセル分離成功 帰還関係の主な時刻公表 2020年12月5日 22時54分

日本の探査機「はやぶさ2」は日本時間の5日午後2時半、カプセルの分離に成功しました。
カプセルには小惑星の砂が入っているとみられ、6日未明に地球の大気圏に突入して
オーストラリア南部の砂漠地帯に着地する計画です。
プロジェクトチームは、カプセルの帰還に関係する6日の主な時刻を公表しました。

「はやぶさ2」は、探査した小惑星「リュウグウ」の砂が入ったとみられるカプセルを
帰還させるため地球に向けて飛行していました。そして5日午後2時半、
地球からおよそ22万キロ離れた位置でカプセルを地球に向けて分離することに成功しました。

カプセルは地球に向かい、6日午前2時28分に地球の大気圏に突入し、
その後、パラシュートを開いてオーストラリア南部の砂漠地帯に着地することになっています。
カプセルは天気がよければオーストラリア上空で、
大きな流れ星のような火球として30秒余り観測できると予想されています。

また、「はやぶさ2」は燃料が多く残っていることから、分離後すぐに軌道を変更して
新たなミッションに向かっていて、別の小惑星に11年後に到着し、探査を行うことになっています。

世界に先駆けて行った日本の小惑星探査プロジェクトが、
初号機に続いて小惑星の砂を持ち帰ることができるか世界の注目が集まっています。(以下略)
ttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20201205/k10012747741000.html

>大気圏突入などカプセル帰還の詳しい時刻は
>「はやぶさ2」のプロジェクトチームは、カプセルの帰還に関係する6日の主な時刻を公表しました。
>それによりますと、いずれも日本時間で、カプセルが高度120キロの
>大気圏に突入する時刻は、6日午前2時28分27秒になるということです。
>カプセルが火球となる時刻は午前2時28分49秒から午前2時29分25秒までの30秒余りとしています。
>その間に高度は80キロから40キロに降下します。
>パラシュートが開くのは高度11キロから7キロの間で、
>時刻は午前2時31分から午前2時33分ごろとみられています。
>カプセルの着地は午前2時47分から午前2時57分ごろになるということです。