ロシアの南下政策は3つのルートがあることを学びます。

1つ目は、黒海、エーゲ海、地中海へ向かうバルカン半島方面。
黒海→ボスフォラス海峡→ダーダネルス海峡→エーゲ海→地中海へのルートでオスマン帝国は弱体化を背景にした侵略でした。
現在も続いており、1990年に勃発したユーゴスラヴィア紛争も(クロアティア独立を阻むための)ロシアの南下政策の影響です。

2つ目は、西アジア、中央アジアです。(黒海、カスピ海からのイランへ向けての南下ですが私はペルシャ史は詳しくないので割愛します)

3つ目は、東アジア、中国への南下です。
清(中国)とロシアは国境を巡って常に争ってましたが日本にも影響は及ぼしてます。
遼東半島を日本が領有することを三国干渉で断念させロシアは租借するなどしてます。

※中国などもAIIBで港湾などを租借して長期に借りてますが、実際は占領されその国の主権が奪われてる状態です。(香港もイギリスの租借地でした)

その後の日英同盟などもロシアの南下に日英が共に協力してできた軍事条約で、のちに日本海軍が世界最大の艦砲を獲得するなど、
ロシアの南下政策の影響は、様々なところに影響を及ぼしてるのです。

※日英同盟により、日本の工業技術力では建造できなかった軍艦や艦砲のようなハードの技術をイギリスから学び内製化していったのです。