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学術会議「国から切り離しを」 井上担当相、梶田会長に検討要請 2020.11.26 21:03

 井上信治科学技術担当相は26日、日本学術会議の梶田隆章会長と内閣府で会談し、
学術会議が進めている組織の見直しについて
「学術会議を国の機関から切り離し、しっかり組織のあり方も見直してもらいたい」と伝えた。
民営化や独立行政法人化など具体的な組織形態は
学術会議が検討するよう求めた。井上氏が会談後、記者団に明らかにした。

 井上氏はまた、記者団に「国会でも議論があり、国民からもいろんな声がある。
それを踏まえて私の意見を申し上げた」と説明。「一つの選択肢として考えてもらいたい」とも語った。
井上氏によると、学術会議側からは「ナショナル・アカデミー」としての役割を
果たしていきたいとの考えが伝えられたという。

 学術会議をめぐっては、組織のあり方を検証する
自民党のプロジェクトチーム(PT)が年内の提言取りまとめに向け、民営化も含めた検討を進めている。
井上氏の発言は、こうした自民党内での議論が念頭にあるとみられる。

 一方、梶田氏は井上氏との面会に先立ち都内で記者会見を開き、
菅義偉首相が任命を見送った会員候補6人と面談したことを明らかにした。
梶田氏は今回の任命見送りで6人が「精神的な面を含めて大変なご苦労をされている」と強調。
6人が指導する学生たちにも「心ない言葉が浴びせられるなど憂慮すべき事態が起こっており、
強く遺憾に思う」と語り、6人の任命を求めていく考えを示した。

ttps://www.sankei.com/politics/news/201126/plt2011260032-n1.html